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教育

Google for Education を使用して学習環境をさらに安全に

2021年7月7日
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Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2021 年 6 月 29 日に、Keyword に投稿されたものの抄訳です。

Google for Education チームがプロダクトを設計する際の優先事項は、安全性、セキュリティ、プライバシーに関するユーザーのニーズです。つまり、自動化された保護、コンプライアンスの透明性、管理機能を実現する組み込みのセキュリティ機能によって学校のデータの安全性を維持し、プライバシー、安心、安全が確保された学習環境を提供することです。Google は、教育コミュニティ全体、特に教師と生徒を支援し、保護することを目指しています。これにより、教師と生徒は最も重要なことである指導と学習に集中できます。

Google が構築するあらゆるものが、次の 3 つの重要な原則に沿っています。

  1. デフォルトで保護: 世界最先端のセキュリティがデフォルトでプライバシーを保護します。学校のデジタル環境に、ニーズに沿ったセキュリティ管理を設定する前に、Google の組み込みのセキュリティが、ランサムウェアといった脅威から環境を自動的に保護します。

  2. プライバシーを重視した設計: Google は、プライバシーを尊重し、責任をもってデータを取り扱っています。Google のプロダクトは、FERPA、COPPA、GDPR といった、きわめて厳しいデータ プライバシー標準を遵守した形で使用できます。Google が Google Workspace for Education コアサービスのデータを広告のために利用することはありません。また、ユーザーの個人情報が販売されることは決してありません。

  3. 自分で管理: ユーザーが Workspace コアサービスのデータの所有者です。つまり、ユーザーが顧客データに対する完全な知的財産権を保持し、顧客データをいつ誰がダウンロードできるのかを制御します。リアルタイムでアラートを受け取ることができるので、インシデントが生じた際にはすぐに対処できます。また、任意のタイミングでセキュリティ状況に関するレポートが表示されるようにセキュリティ ダッシュボードをカスタマイズすることもできます。

可視性と制御を強化するための新機能の導入

管理者と教師が安全なデジタル学習環境を構築できるよう、Google は可視性と制御を強化するための追加機能を導入します。また、Google が収集する情報の内容とその理由を教師、保護者、生徒が理解しやすくなるように、プライバシーに関するお知らせを更新します。情報を処理する方法については何も変更はありませんが、Google の取り組みやプライバシー管理についての説明は、よりシンプルな構造とわかりやすい言葉を使用して、さらに理解しやすくなるよう改善されています。

年齢に基づくアクセスの調整

年齢に基づくアクセス設定を新たに導入します。これにより管理者は、YouTube、フォト、マップなどの Google サービスを使用する際のユーザー エクスペリエンスを年齢に基づいて簡単に調整できるようになります。本日から、初等および中等教育機関のすべての管理者は、管理コンソールで組織部門または組織グループを使用して、18 歳以上のユーザー(教師や職員)を明示する必要があります。2021 年 9 月 2 日以降、Google の全プロダクトにおいて 18 歳未満の生徒のユーザー エクスペリエンスが変更されます。

たとえば、9 月 2 日以降、K-12(幼稚園から高校までの教育機関)ドメインで 18 歳未満と指定されている生徒は、教師から出題された課題の YouTube コンテンツは表示できますが、学校の Google アカウントを使用して動画やコメントの投稿、ライブ配信を行うことはできません。管理者は、エンドユーザーが以前アップロードした動画などのデータを Google データ エクスポートを使用してダウンロードできるように、Google データ エクスポートをオンにしておく必要があります。

管理者が 9 月 1 日までに選択を行わない場合、初等および中等教育機関のユーザーにはすべてデフォルトの 18 歳未満のアクセスが設定され、高等教育機関のユーザーにはデフォルトの 18 歳以上のアクセスが設定されます。年齢に基づくこの設定はロックされないので、管理者はいつでもユーザーの年齢に応じて設定を調整できます。

K-12 教育機関の Chrome ユーザーの新しいデフォルトのエクスペリエンス

多くの学校ですでにセーフサーチ、セーフサイト、ゲストモード、シークレット モードのポリシーが設定済みですが、Google は K-12 教育機関向けにウェブの閲覧環境の安全性を強化するためにこれらのデフォルト値を更新します。セーフサーチとセーフサイトはデフォルトでオンになり、ゲストモードとシークレット モードはデフォルトでオフになります。管理者は Chrome OS でこれらの各ポリシーを組織部門単位で変更できます。たとえば、特定の組織部門のドメインのユーザーにゲストモードの使用を許可するなどです。

Google for Education チームは、デフォルトでセキュリティを確保し、設計でプライバシーを重視したツールやサービスを構築するとともに、お客様が完全に制御できる環境を提供する取り組みを進めています。

-Education プログラム管理担当ディレクター Jennifer Holland

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