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Google Workspace in Europe

人事部門を悩ませる 5 つの課題

2022年12月26日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 12 月 2 日に、Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

「変化こそ唯一の永遠である」という言葉が今ほどふさわしかったことはありません。3 年前、多くの組織が状況に合わせて働き方を一変させて以来、ほとんどの企業にとって変化は常にそこにあるものとなっています。現在も経営者や従業員の多くが、1 年後や 2 年後に自分の会社に合っている働き方がリモート、出勤、ハイブリッドのうちどれなのかわからないままでいます。ましてや 5 年後、10 年後はなおさら予想がつきません。

こうした大きな流れのなかで、人事部門のリーダーは組織が変化に適応できるようサポートしてきました。その結果、成功に必要なものはテクノロジーの他にも数多くあることがわかりました。目的に合ったスキルを持った人材、適切な組織構造と文化があり、そこに効果的なデジタルツールが加わることによって成功がもたらされるのです。

Google は、欧州企業の人事チームが直面している主な課題について知るために、マーケット インテリジェンス企業である IDC とともに状況を分析しました。以下は、調査で明らかになった、人事部門のリーダーを悩ませる 5 つの課題です。

1. スキルギャップ

適切なスキルを持った人材が不足すれば、組織の目標達成は困難になります。IDC によると、2025 年までの期間で、欧州企業の 9 割が特に IT 人材の不足による影響を受け、約 1,910 億ユーロの損失が出るとのことです。幸い、クラウドベースのスマートなデジタルツールを活用すれば、リモートで働く従業員が特別な技術的知識なしにつながり、つくり、協力することで、こうした問題の影響を軽減できます。こうした、ノーコードおよびローコード テクノロジーを利用して構築されたアプリなどのツールによって、ユーザーが IT とコミュニケーションの主導権を握り、必要な作業をすばやく簡単に行えるようになります。

2.   大量自主退職

パンデミックが世界中に広がり、各地でロックダウンが行われると、仕事を辞める人の数が急増しました。多くの人が自分の仕事を再検討した結果、転職に踏み切っており、この傾向はしばらく続く可能性があります。転職の主な理由は昇給ですが、IDC の調査によると、働く人の 42% は働き方や職場環境の改善も求めています。

チームワーク、ワークライフ バランスの改善、そして実際の作業のしやすさも重要です。これがおそらく、人事担当者のほぼ半数(44%)が「チームワークとコラボレーションのためのテクノロジーの刷新に取り組んでいる」と答えた理由でしょう。

3.   硬直化した組織

競合に勝って抜きん出た企業になるためには適応力が不可欠ですが、欧州企業の 60% はいまだに柔軟性に欠けた構造のままで、組織がサイロ化し、チーム間の連携も進んでいません。しかし、部門間および部門内で連携しやすくなれば、イノベーションや成長を妨げる組織の硬直化の問題から抜け出すことも容易になります。また、適切なソリューションにより、チームワークをアジャイル化できます。たとえば、従業員に適切な情報を提供し、接続を容易にすれば、サイロ化したチーム間の調整やミーティングに無駄な時間を費やさなくて済むようになります。

4.   既存のワーキング モデル

非常に多くの組織、マネージャー、一般の従業員がハイブリッドな働き方が良いと答えています。IDC の調査によれば、現在、欧州では 3 分の 1 の従業員が実際にこの方法で仕事をしています。しかし、セキュリティ上の懸念、接続性の問題、チームワークの難しさなど、リモートワークを円滑に進めるためには数々の障害があります。既存の技術を改良してリモートワークに利用しようとする場合は特にそうです。多くの人は、VPN に接続して会社のネットワークを使用する手順(と苦労)に覚えがあるでしょう。

Google は、リモートワークに特化したツールを提供しています。クラウド上でネイティブかつ安全に動作するように設計されているため、あらゆるデバイスでどこからでも作業が可能です。

5.   従業員の孤立

従業員の 4 分の 1 は、組織内で孤立していると感じています。経営陣に対する信頼を失っているのかもしれませんし、時代遅れのマネジメント モデルに苦労しているのかもしれません。古いテクノロジーのために、効率的に業務を進めることも困難なケースもあるでしょう。目的を重視した戦略策定と、簡単かつ自然にコミュニケーションを図れるツールがあれば、企業やマネージャーと従業員の絆、また従業員同士の絆を取り戻すことができます。

あらゆる組織が変化を続けるなか、優れた人事リーダーは戦略的にスマートなデジタル ワークスペースを構築することで、この 5 つの課題に対処しています。よりオープンで、コラボレーションが活発なチームでは、メンバーが自身の意見に意味があると感じるため、ベストを尽くして仕事に取り組み、良い成果を上げられる可能性が高まります。

もっと効率的につながり、つくり、協力する

グローバル企業やその人事リーダーが直面する課題を克服しようとする際に、テクノロジーが役立つ場合があります。安全性を重視して設計された一体型のコラボレーション ツールをあらゆる場所で使えるようにすることは、進化を続ける働き方の未来に不可欠です。

Google Workspace はメール、ミーティング、チャット、ドキュメントなどのツールをシームレスに統合したワークスペースです。生産性を高め、従業員がどこにいても必要な情報にアクセスし、コミュニケーションを図りながら業務を行うことを可能にします。また Workspace は、ユーザー数が 30 億人を超え、世界で最もよく使用されているコラボレーション プラットフォームであるため、ほとんどの方がプライベートですでに使い慣れています。Workspace は、ハイブリッドまたはリモート環境で働く従業員の要望を考慮して、クラウド オンリーのコラボレーション プラットフォームとして開発されています。

Google のレポート「 The Five Challenges that Keep HR Departments Awake at Night — And How to Fix Them(人事部門を悩ませる 5 つの課題とその解決方法)」をダウンロードしてご覧ください。


- Google Workspace、チーフ Workspace エバンジェリスト Michael Brenzel
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