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プロダクトの発表

Google Workspace とパートナーが、Microsoft 365 のロックイン、脆弱性、サービス停止からの解放を支援

2025年10月24日
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Cameron Wallin

Director of Product Management, Google Workspace

Ganesh Chilakapati

Director of Product Management, Google Workspace

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※この投稿は米国時間 2025 年 10 月 17 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

ここ数年、企業や公共機関から、Microsoft 365 の頻繁かつ深刻なサービス停止や、SharePointExchange のセキュリティ インシデントを鑑み、テクノロジー投資を見直しているという声が絶えず寄せられています。IT とビジネスのリーダーは、メール、ストレージ、ビデオ会議、AI など、ミッション クリティカルな業務ツールが、突然オフラインになったり、侵害されたりすることはないという安心を求めています。

Microsoft は最近「セキュリティ確保」を重視してはいるものの、Entra ID のようなプラットフォーム全体に影響を及ぼす脆弱性の再発、米国国防総省向けの「デジタル エスコート」システムのような欠陥のある社内慣行は、依然として組織に重大なリスクをもたらしています。一方で Microsoft のライセンス慣行は制限的であり、多くのお客様がロックインからの脱却は難しいと感じています。この AI 時代、安全で信頼性が高く柔軟な基盤を構築するには、「白紙」の状態から始めることが重要です。

そのため、Google はこのたび費用対効果の高い 2 つの新しいプラン、Business ContinuityWork Transformation Set をリリースし、Microsoft のサービス停止による影響を最小限に抑え、Microsoft のレガシーツールから脱却してチームの働き方を変革する組織を応援します。

新しいプランが組織に役立つ仕組み

Microsoft 365 がダウンしたからといって(これは「もし」ではなく、いつどのくらいの期間ダウンするかという問題です)、ペンと紙を使った業務に戻る必要はありません。Google の Business Continuity プランは、Microsoft 365 と並行して Google Workspace を実行する安全で手頃なソリューションです。業務の継続性を確保したい Microsoft のお客様向けに設計されています。サービス停止中も、チームは移行の必要なく、Gmail、カレンダー、Meet、Gemini アプリなどの安全でコンプライアンスに対応したアプリで作業を継続できます。

Microsoft から完全に切り替えてチームの働き方を変革する準備が整っている場合は、Work Transformation Set をお選びいただき、業界をリードする ID およびデバイス管理ソリューションを備えた Workspace をご利用ください。OktaOmnissa を使用したソリューションと、JumpCloud を使用したソリューションの 2 つから選択でき、いずれも統一された競争力のある価格、プラン、Google Cloud 契約で提供されます。これは、安全性を重視した設計の、柔軟性と費用対効果に優れた Microsoft 365 の代替ソリューションです。

各プランが継続性の確保と業務の変革にどのように役立つか

Business Continuity

代替ツールやインシデント対応フレームワークを含む堅牢な緊急時対応計画は、Microsoft のインフラストラクチャが抱えるアーキテクチャの脆弱性を軽減するのに役立ちます。Business Continuity プランでは、Workspace が Microsoft 365 と並行して実行され、Microsoft のサービス停止時にすぐに使用できる状態を維持します。Workspace は、パートナー ソリューションと連携し、メール、カレンダー、チャットなどを Microsoft 365 と同期します。そのため移行を必要とせずに、必要なときに顧客データにアクセスでき、コアビジネスの中断やお客様への影響を防ぐことができます。また、ダウンタイムや、DORA(EU)や OSFI(カナダ)といった増え続ける規制要件の違反に伴う多大なペナルティが回避されます。

Microsoft 365 が停止した場合でも、Workspace を使用して、事実上あらゆるデバイスから、あらゆる場所で作業を継続できます。信頼性とセキュリティも万全です。Google の実証済みのインフラストラクチャ上で実行される Workspace は、99.9% の SLA を提供し、インシデント情報を 5 年間保持、公開し透明性を確保します。実際、2025 年に入ってから現在まで、Workspace の稼働率は 99.99% を誇ります。また、Google Workspace を利用する組織では、Microsoft 365 を利用する組織と比較して、メール関連のセキュリティ インシデント件数が 3 分の 1 になっています。

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Microsoft 365 のサービス停止中、チームは Google Meet を使用して、Gemini の支援を受けながら、安全かつコンプライアンスに対応した方法でコミュニケーションをとることができます。

Gmail、Meet、ドキュメントなどの直感的で人気の高い Workspace アプリは、多くの従業員がすでに私生活で使用しているため、業務でもすぐに使いこなせるようになるでしょう。Business Continuity プランには、高度なゼロトラスト、コンプライアンス、デジタル主権の管理機能が備わっているため、組織は Workspace のデータを保護し、規制基準とデータ所在地に関する規制を遵守できます。

Work Transformation Set

Work Transformation Set は、Microsoft のロックインとセキュリティ インシデントを解消して新しい働き方を推進したいお客様向けに、Microsoft 365 のオールインワン代替ソリューションを提供します。AI 時代向けに構築され、オープン性を念頭に置いたこのソリューションは、Google Workspace with Gemini と最先端の ID およびデバイス管理ソリューションを組み合わせたもので、2 つの異なるオプションが用意されています。1 つは Workspace を Okta および Omnissa と組み合わせたもので、最も厳しい要件と FedRAMP High などの厳格なコンプライアンス基準を持つ組織を支援します。もう 1 つのオプションは、Workspace を JumpCloud と組み合わせて、合理化された ID、デバイス、アクセス管理の統合プラットフォームを提供するものです。どちらのオプションも、Google Cloud の統一された割引価格と合理化された契約で提供されるため、どの業界のお客様でも簡単かつ費用対効果の高い方法で計画、調達、導入を行っていただけます。

Google Workspace with Gemini に追加料金なしで含まれているプレミアム Google AI を利用すれば、カスタムレポートを数秒で作成する、データから新しい分析情報を合成する、会議でより有意義なつながりを築くなど、よりスマートに作業できます。Workspace が委託したアンケートによると、Workspace ユーザーの 82% が「AI 機能は(ただの流行ではなく)価値を提供する」と回答してます。一方、同じ回答をした Microsoft 365 ユーザーの割合は 66% でした。Workspace はウェブブラウザやモバイルアプリからアクセスできるため、チームは事実上あらゆるデバイスから、どこでも作業できます。また、IT 部門は、HIPAA、FINRA、FedRAMP High、DoD IL4 などの厳格な規制への準拠を支援する組み込みの DLP、暗号化、コンプライアンス制御機能を活用してデータを保護できます。

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Gemini in Google スプレッドシートを使用すれば、AI 分析によりデータを活用した意思決定が迅速化されます。

「今日の組織は、最高水準の生産性と AI を強固なセキュリティ基盤と融合させた新しい働き方を求めています。さらに、従来の画一的な契約から脱却し、データを保護しながら従業員の能力発揮を支援するソリューションを採用したいと考えています。ID を Work Transformation Set に組み込み、Google Workspace と Omnissa と連携することで、セキュリティやユーザー エクスペリエンスを損なうことなく、ビジネスに最適なツールを選択したいというお客様のニーズに応えます。」 Okta、プロダクトおよびテクノロジー担当プレジデント Ric Smith 氏

AI を活用した作業には強固なセキュリティ基盤が不可欠ですが、データ侵害はソフトウェアの脆弱性やアクセス制御の弱さから発生することがよくあります。Work Transformation Set を使用すると、IT チームはデスクトップ アプリやオンプレミス ソフトウェアにパッチを適用する必要がなくなるため、セキュリティ リスクとコストが削減されます。また、ユーザーとデバイスに必要なアクセス権のみを付与することで、ゼロトラスト アクセス制御を適用できます。一貫したセキュリティ ポリシーの適用、ソフトウェアのデプロイ、インベントリの追跡など、モバイル、デスクトップ、その他のエンドポイントの管理と保護も簡単になります。

「Omnissa Workspace ONE は、単なるデバイス管理にとどまらず、いつ、どこからでも、重要なビジネス リソースに安全かつシームレスにアクセスできるように設計されています。ナレッジ ワーカーの能力強化から現場チームのサポートまで、包括的な機能を提供し、最低限の機能を備えたバンドル サービスよりも優れた選択肢として確固たる地位を築いています。Google Workspace とともに、AI を活用し、高度なコラボレーションを実現する安全な働き方を革新的なチームのために実現するという使命を担っています。」
Omnissa、最高プロダクト責任者 Bharath Rangarajan 氏

最後に、幅広いエコシステム インテグレーションと、SSO、HRIS、LDAP、RADIUS などの標準の広範なサポートが提供されるため、IT チームはテクノロジーのロックインを回避して、組織の進化に合わせて好みのソリューションを簡単に採用し、市場で最も効果的な業界ソリューションを活用して固有のビジネスニーズを解決できます。

「Google の現代企業に対するビジョンは明確であり、当社はそのビジョンを実現する戦略的パートナーであることを誇りに思っています。企業 IT チームとセキュリティ チームは今、シンプルな決断を迫られています。イノベーションを阻害するレガシー システムを維持するか、AI を活用した未来を採用するかです。Google Workspace と JumpCloud の組み合わせは、Google の強力な AI を活用してセキュリティ、生産性、価値をさらに高める、先進的な道を提供します。」- JumpCloud、共同創設者 / 最高技術責任者 Greg Keller 氏

使ってみる

ご紹介した新しいプランは、Microsoft 365 のサービス停止による破壊的なダウンタイムを回避し、AI の助けを借りてチームの働き方を変革するために役立ちます。詳しくは、近日開催のウェブセミナーにご参加ください。組織の働き方を再構築したいとお考えであれば、ぜひお問い合わせください。

-Google Workspace、プロダクト管理担当ディレクター Cameron Wallin

-Google Workspace、プロダクト管理担当ディレクター Ganesh Chilakapati

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