EU のお客様の DPIA をサポート: Google Workspace with Gemini によるプライバシーとセキュリティへの Google の取り組み

David Lee
Group Product Manager, Google Workspace
Google Workspace Newsletter
Keep up with the evolving future of work and collaboration with insights, trends, and product news.
SIGN UP※この投稿は米国時間 2025 年 8 月 26 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。
Google では、ユーザーのプライバシーとセキュリティは、特に生成 AI に関して、あらゆる取り組みの基盤となっています。Google は、Google Workspace with Gemini をユーザーが安全かつ安心して利用できるよう、これまで以上に尽力しています。欧州連合の AI 法の行動規範に署名するという Google の意向は、この取り組みをさらに強化するものです。
新しいテクノロジーには、お客様によるデータ保護影響評価(DPIA)の実施が必要になる場合があり、これは複雑な作業になる可能性があります。Google は、オランダでの評価の成功など、お客様の DPIA をサポートしてきた豊富な経験を活かし、お客様のコンプライアンスへの取り組みを支援することに尽力しています。
これをサポートするために、Google は新しい DPIA リソース「Google Workspace with Gemini のデータ保護影響評価(DPIA)のサポート」を公開しました。このサポートガイドは、既存の DPIA クラウド リソース センターを補完するもので、Gemini in Workspace アプリとスタンドアロンの Gemini アプリの DPIA を準備する際に組織を支援することを目的としています。データ管理者であるお客様の組織が DPIA を実施する責任を負いますが、このサポートガイドには、DPIA の完了に役立つ貴重な情報が記載されています。
潜在的なリスクに対処するための Gemini のセキュリティ機能とプライバシー機能に関する情報を提供する新しいサポートガイドの主なハイライトは次のとおりです。
基本的なセキュリティ: Gemini は Google Workspace のデータ処理プラクティスを自動的に適用し、顧客データをテナント内に保持します。また、さまざまな攻撃ベクトルに対する多層防御戦略を採用しています。また、AI マネジメント システムに関する ISO/IEC 42001 にも準拠しています。
堅牢なデータ保護: Gemini は、信頼ルール、Information Rights Management(IRM)、クライアントサイド暗号化(CSE)などの Workspace の制御機能と統合されています。
きめ細かい制御: 管理者は、Gemini の機能を有効/無効にしたり、会話履歴を管理したりするための幅広い制御が可能です。
リスクの軽減: Gemini には、ハルシネーション、バイアス、プロンプト インジェクションなどの AI 特有のリスクを軽減するための組み込みの保護機能が備わっており、エンドユーザーに出力内容の再確認を促す目立った警告も表示されます。
モニタリング: Google Workspace には、管理者がレポートと監査ログを通じて Gemini の使用状況とアクティビティをモニタリングするためのツールが用意されています。
企業向けの契約上のコミットメント: Gemini in Workspace アプリと Gemini アプリは、デフォルトで Workspace コアサービスに含まれます。そのため、Cloud のデータ処理に関する追加条項を含む、Google の堅牢な契約条件が自動的に適用されます。データを管理するのはお客様ご本人であり、Google は 企業向けプライバシーに関する取り組みの一環として、Gemini を含む Google Workspace サービスでお客様のデータを広告目的で使用することはありません。
Google の包括的な管理機能を活用し、独自のポリシーとベスト プラクティスを実装することで、強固なセキュリティ ポスチャーを維持し、データ保護を徹底しながら、Workspace with Gemini を安心してデプロイできます。
新しい DPIA サポートガイドをぜひご覧ください。
-Google Workspace、グループ プロダクト マネージャー David Lee