Google Workspace セキュリティ アライアンスが Netskope と Zscaler の参加により拡大

※この投稿は米国時間 2024 年 6 月 12 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

ハイブリッド ワークやリモートワークへの移行により、多くの企業や公共機関は生産性と柔軟性の新時代の幕開けを迎えています。しかし、この変化によって不正なアカウント アクセス、破壊的なランサムウェア攻撃、機密情報の漏洩など、増大する新たなセキュリティ上の脅威にもさらされるようになりました。こうした脅威は、業務、財務、法務、評判に重大なリスクをもたらします。Google Workspace は、それらの脅威を考慮して構築されています。安全性を重視して設計された、信頼性の高い Google のインフラストラクチャで動作するクラウド専用アーキテクチャ、AI による脅威防御、高度なデータ セキュリティと主権管理を備えています。Gmail では 99.9% 以上の迷惑メール、フィッシング攻撃、マルウェアがユーザーの受信トレイに届く前に自動的にブロックされるのはそのためです。Workspace のお客様は、Gmail を使うことでメール関連のセキュリティ インシデントと保険料を最大 50% 削減できます。

しかし、セキュリティに関する取り組みに終わりはありません。組織は、Workspace を強化するうえで選択肢や柔軟性を得られる、ニーズに最も適した最高のセキュリティ ソリューションを求めていることを Google は知っています。それを実現するため、信頼できるパートナーとともに Workspace セキュリティ アライアンスを構築し、業界をリードするサイバーセキュリティ ソリューションと Workspace を簡単かつ費用対効果に優れた方法で統合しています。このたび、Workspace のお客様にデータのセキュリティと保護の新たなレイヤを提供するため、Netskope と Zscaler がこのアライアンスに参加したことを発表いたします。これにより、次のような機能が加わります。

• Google ドライブ、スプレッドシート、スライド、ドキュメント、Gmail、Meet、カレンダーなど、すべての Workspace アプリ向けのインラインおよび API ベースのデータ損失防止（DLP）。

• 仕事用と個人用のデータを分ける、テナントの制限ときめ細かな Workspace インスタンス制御。これにより、従業員の個人用 Gmail アカウントと仕事用 Gmail アカウントに、異なるレベルのアクセス権を付与できます。

• Drive Labels API とのインテグレーション。これにより、ユーザーは分類、セキュリティ、データ保護の目的でファイルにラベルを適用できます。

Netskope と Zscaler は、Palo Alto Networks、CrowdStrike、Okta、Jumpcloud、Thales をはじめとする大手セキュリティ プロバイダのアライアンスに加入しています。

「長年にわたり Workspace のお客様を保護してきた緊密なインテグレーションを基に、Workspace との連携をさらに深めていけることを嬉しく思います。Workspace とともに、Netskope は素晴らしいエンドユーザー エクスペリエンスを提供しながら、セキュリティ脅威やデータ損失からビジネスを保護できるよう支援します」- Netskope、ビジネス開発およびテクノロジー アライアンス担当バイス プレジデント Andy Horwitz 氏

「ゼロトラスト セキュリティのパイオニアである Zscaler のクラウドネイティブ プラットフォームは、Google Workspace のデプロイと保護の両方を容易にします。Workspace のセキュリティ アライアンスの一員になれたことを喜ばしく思います。IT チームとセキュリティ専門家は柔軟なソリューションを求めています。Workspace は戦略的パートナーシップによりそれを実現しています。」- Zscaler、ハイパースケーラー パートナーシップ担当グローバル バイス プレジデント Raveesh Chugh 氏

組織が Workspace を選ぶ主な理由の一つとなってきたのがセキュリティです。そのため Google は、信頼できるサイバーセキュリティ パートナーのエコシステムが提供する目的に特化したセキュリティ ツールを強化する機能を利用できるようにすることで、組織により多くの選択肢を提供できるよう取り組んでいます。このたび Zscaler と Netskope が加わったことで、お客様が Workspace でリスクを軽減し、データと組織を保護するための選択肢がさらに広がりました。

より安全な働き方を目指す次の一歩を進めるための、Google が独自に構築したセキュリティへのアプローチの詳細をご覧ください。

- Workspace、プロダクト管理担当シニア ディレクター Andy Wen