プロンプト初級ガイド
効果的なプロンプトを書くためのクイック スタート ハンドブック
経営幹部
経営幹部であるあなたは、使える時間が著しく限られています。あなたの決定の一つひとつが、自社の成長やイノベーション、今後に影響を及ぼします。たとえば、市場を把握し、十分な情報を得たうえで戦略的な呼びかけを行うことが至上命令であり、急を要するタスクを外出先で完了することも重要です。
このセクションでは、日々のタスクにプロンプトを組み込むための簡単な方法をご紹介します。
はじめに
まず、「
下に記載しているプロンプトには、それぞれ付随するシナリオがあり、Gemini for Google Workspace を共同作業のパートナーとして活用するためのヒントを得られます。プロンプトのイテレーションの例では、最初に生成された回答を原案として、プロンプトを引き続き練り上げていくための方法や、それぞれのプロンプトを調整して、一般的なタスクを完了し、生成される出力の質を高める方法を示しています。
プロンプトのイテレーションの例
あなたは、航空機での長時間の移動を控えた経営幹部です。次の取締役会の招待が届き、議題が添えられていました。議題には少しコメントすべき事項があり、またトピックをいくつか追加したいと思っています。そこで、Gmail を開き、Gemini in Gmail のプロンプトで次のように入力します。
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凡例
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タスク
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背景情報
メールの内容は適切ですが、可能な限りフォーマルなトーンにしたいと考えました。そこで、[ブラッシュアップ] > [フォーマル化] をクリックします。
メールを読み、[挿入] をクリックします。送信する前に少し手を加えて、出張中に状況を知らせてくれているチームへの感謝の言葉を添えます。
ユースケースの例
大量の返信がついた重要なメールスレッドがあり、すばやく内容を把握する必要があります。そのメールを Gmail で開き、サイドパネルにある Gemini が自動的に生成した要約を確認します。返信するには、Gmail のサイドパネルにある Gemini のプロンプトで「@ファイル名」と入力して、関連するファイルをタグ付けしながら次のように入力します。
あなたはプレゼンテーションを開始するためのアウトラインを作成し、チームにそれをまとめてもらいたいと考えています。アウトラインは Gemini アプリを使って生成します。マイクのアイコンをクリックして、音声でプロンプトを入力します。次のように言います。
あなたは、全社員を対象とした四半期に一度の部門間会議を主催しています。ミーティングを始めるにあたり、従業員を鼓舞するためのメッセージを書く必要があります。そこで、新しい Google ドキュメントを開き、サイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
答えにくい質問について、ブレインストーミングで想定問答をしておきたいと考えました。そこで、Gemini アプリで次のように入力します。
計画変更に伴い、あなたは会議に参加できなくなりました。あなたはいくつかの重要な項目についてチームに回答する必要があります。Gmail を開き、音声コマンドを利用して、Gemini in Gmail のプロンプトで次のように言います。
あなたは、年間計画を始めようとしています。まず、ターゲット オーディエンスについてリサーチする必要があります。そこで、Gemini アプリで次のように入力します。
次に、[共有とエクスポート] > [Google ドキュメントにエクスポート] の順にクリックして、ドキュメントに発見事項をエクスポートします。次に、「@ファイル名」と入力して関連データを自分のファイルから引き出す必要があります。そこで、Google ドキュメントのサイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
あなたは、ソーシャル メディア チームのリーダーとのミーティングを終えたところです。オーディエンスに響く内容、流行となっているトピック、ターゲット オーディエンスのデータ、自社ブランドとのエンゲージメントを促すうえで効果的なキーワードについて、Google ドキュメントでメモを作成しました。これらの分析情報を活用して、ソート リーダーシップに関する記事のアイデアをブレインストーミングしたいと考えました。そこで、Google ドキュメントのサイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
同じミーティングの中で、チームで新しいブランド キャンペーンの立ち上げについて話し合いました。信頼性が高く他に類を見ないあなたの会社のサービスを、顧客が高く評価していることはわかっています。あなたの会社には、顧客向けのサービスを長年にわたって提供してきた実績もあります。新しいキャンペーンのアピール ポイントについて、アイデア出しに取りかかるための手助けが必要です。そこで、新しい Google ドキュメントを開いて [文書作成サポート] をクリックし、次のように入力します。
返されたスローガンはクリエイティブなプロセスに適しています。開催を予定しているイベントがあり、そのイベントは、新しいキャンペーンの要素をテストする場として申し分ありません。あなたは、ブースを飾るグラフィックについてイベント担当のチームに案を示したいと考えています。そこで、Google スライドで新しいプレゼンテーションを開き、[Gemini で画像を作成] をクリックして、次のように入力します。
あなたのチームは、新しい事業分野への拡大を検討しています。そこで、調査のために Gemini アプリで次のように入力します。
調査を進めた後、5 か年戦略を作成して、この事業拡大が自社にとってどのような結果になり得るか確認することを決めました。そこで、次のように入力します。
適切なアウトラインが生成できるまで繰り返したら、詳細と考えを追加して自分のものに仕上げます。
あなたは、事業を取り巻く環境が変化する中で、新たに浮上しているテクノロジー トレンドを把握する必要があります。Gemini アプリを開き、次のように入力します。
特定のトピックについてさらに掘り下げたいため、次のように入力して会話を続けます。
あなたは、生成 AI ソリューションを導入することで会社でのデジタル トランスフォーメーションを推進するよう主張したいと考えています。そのために、CEO とその他の経営幹部に向けてプレゼンテーションを行う必要があります。技術的なトピックを技術に詳しくないオーディエンスに伝えるにあたり、ヒントが必要です。そこで、Gemini アプリで次のように入力します。
Gemini により、このトピックについて説明する方法が提案されます。ブレインストーミングが済んだら、[共有とエクスポート] > [Google ドキュメントにエクスポート] の順にクリックして、会話をエクスポートします。次に、プレゼンテーションを作成するために新しい Google スライドを開き、サイドパネルにある Gemini のプロンプトで「@ファイル名」と入力して、関連するファイルをタグ付けしながら次のように入力します。
同じプロンプトを使い、トピックに沿ったものになるようメモをもとにプレゼンテーションのスライドをさらに作成します。
あなたは、おすすめのベンダーに関する報告書を作成しています。Gemini アプリで次のように入力します。
あなたのチームは長い技術的な報告書を作成しました。この報告書を CEO 向けに要約する必要があります。そこで、この報告書全体を Google ドキュメントで開き、サイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
要約を簡単に編集し、それをエグゼクティブ サマリーとして報告書に含めます。
あなたの会社は、新入社員によるソフトウェア アクセスを手軽に追跡できる手段を必要としています。そこで、新しい Google スプレッドシートを開き、サイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
あなたは、全員が組織の一員であり、大切な存在であって、認められていると一人ひとりが感じられるよう、新しいプログラムを立ち上げたいと考えています。ブレインストーミングするために、新しい Google ドキュメントを開いてサイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
Gemini in Google ドキュメントが糸口となってひらめきを得ることができ、従業員による同好会やイベントというアイデアが浮かびました。さらに、チームの人材を正当に評価することについて、経営幹部チームから管理職に定期的に促せるようにしたいと考えています。そこで、発想のヒントとして経営幹部が利用できるメール テンプレートを作成します。[文書作成サポート] をクリックして、Gemini in Google ドキュメントのプロンプトで次のように入力します。
メンバーが各自の思いに率直に向き合えるよう、匿名アンケートの文案を作成する必要があります。質問の下書きを作成するために、新しい Google ドキュメントを開いてサイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
15 人の経営幹部からフィードバックが届いたので、匿名の回答のすべてを Google ドキュメントに取りまとめました。Google ドキュメントのサイドパネルにある Gemini のプロンプトで次のように入力します。
Gemini at Work
プロンプト入力のガイダンスやお客様成功事例などの厳選リソースで、Gemini for Google Workspace を最大限に活用する方法を学びましょう。