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顧客事例

オペレーションからプランニングまで、コネクテッド シートでデータ分析情報を拡張している G Suite のお客様

2020年8月24日
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Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2020 年 8 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud はこのほど、コネクテッド シートの一般提供を開始しました。これは、BigQuery データ ウェアハウスの処理能力とスケーラビリティを、使い慣れた Google スプレッドシートで利用できるようにする機能です。コネクテッド シートを使用すれば、SQL などのコンピュータ言語の専門知識がなくても数十億行にのぼるペタバイト規模のデータをスプレッドシートで分析できます。これにより、データ アナリストだけでなく誰でも簡単にピボット テーブル、チャート、数式を大規模データセットに適用し、分析情報を利用できるようになります。

Google Cloud のお客様は、コネクテッド シートを活用して組織全体でのデータドリブンな意思決定を促進しています。コネクテッド シートにより、どのようにして業務の効率化や新しいデータ活用方法を可能にしたのか、お客様からお伺いした数多くの事例の一部をご紹介します。

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運営の迅速化

新たな現実に柔軟かつ迅速に対応することが、組織にとってこれまで以上に重要になってきています。コネクテッド シートは、組織における大量のデータの活用と共同編集に役立ちます。これにより、現在の流動的な状況を理解しやすくなり、迅速な対応が可能になります。

国連プロジェクト サービス機関(UNOPS)は、国連とそのパートナーが平和と安全、人道支援、開発ソリューションを提供できるよう支援しています。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の出現を受け、UNOPS はコネクテッド シートを活用して世界規模での迅速な対応を調整しました。UNOPS の最高情報責任者 Tushar Dighe 氏は次のように述べています。「COVID-19 の感染拡大が始まったとき、各国政府による対応を支援するために我々の運営能力のステータスを早急に評価する必要がありました。そこで、BigQuery データ ウェアハウスのデータと、同じシート上でのステータス手動入力を組み合わせたコネクテッド シートを使用して、80 か国以上の同僚が共同作業で入力を進められるようにしました。その結果はピボットとチャートの形式で瞬時に表示できました。ソリューションの設計と実装には 3 時間もかかりませんでした。おかげで、最初の 24 時間以内に 80 か国以上からステータス情報を得られました。」

業務レポートと財務レポートの改善

売上高や運用上の KPI などのビジネス指標を表示するレポートとダッシュボードは、組織において重要な役割を担っています。こうしたレポートは、セールスチームがパフォーマンスを追跡し、財務チームが予測を立て、ビジネス リーダーが組織の健全性を把握するのに役立ちます。特に、企業が新常態を反映するために計画を調整し、従業員が分散した状態となっている現在においては、チームがどこにいても業務や財務のダッシュボードに素早くアクセスし、共同編集できることの重要性が倍増しています。ただし、これらのレポートの作成と管理には時間がかかり、ミスが発生しやすく、変更や新しいビューのリクエストはデータ アナリストの手作業になります。これらすべてが、分析と対応にかかる時間が延びる要因となります。

コネクテッド シートは、BigQuery のデータを単一の信頼できる情報源としながら、レポート作成を自動化するのに役立ちます。また、BigQuery とスプレッドシートのライブ接続によりデータが最新の状態に維持され、人が古い情報に基づいて意思決定を行うリスクを最小限に抑え、手動でデータを抽出する際のデータの整合性のリスクを回避できます。

データ接続プラットフォーム LiveRamp のソフトウェア エンジニア、Alexander Danilowicz 氏は次のように述べています。「当社の財務チームは、コネクテッド シートを使用して、ビジネスを運営するために他の関係者と共有するレポートの作成を自動化しています。これにより当社のビジネス パートナーは、従来のスプレッドシートでは不可能だった大規模なデータセットの分析やピボット テーブルの作成を実行できるようになりました。」

彼は加えて、「すべてが統合された今、人為的ミスはありません。ボタンをクリックするだけで変更できるため、毎月 10 時間の節約になります」と語っています。

プロダクトの導入状況の追跡

プロダクトとサービスの導入状況を把握することは、新しくリリースされた機能の使用状況を追跡するプロダクト チームや、受信するサービス リクエストを予測するサポートチームなど、企業のあらゆるチームにとって重要です。同様に、IT チームは組織の内部アプリケーションとシステムの導入状況を分析し、従業員が使用しているツールとそれらの使用方法を把握する必要があります。しかし、プロダクト導入に関するデータセットは従来のスプレッドシートでは大きすぎて処理できないことが多いうえ、新しいデータが継続的に追加されていきます。

コネクテッド シートなら、チームが使い慣れたスプレッドシートのインターフェースで、大規模で強力な最新の使用状況のデータセットにアクセスできます。グローバルなプロフェッショナル サービス企業である PwC は、従業員がテクノロジーとデータをより一層活用できるようにする取り組みの一環としてコネクテッド シートを使用しています。PwC によるコネクテッド シートの活用方法の一つは、G Suite などのツールの社内導入をモニタリングして分析することです。

PwC でグローバル チェンジ マネージャーを務める Peter Van Nieuwerburgh 氏は、次のように述べています。「当社の導入状況ダッシュボードは 3 テラバイト以上のデータを扱っています。これは一般のスプレッドシートでは処理するのが難しいサイズです。コネクテッド シートでは、データをスプレッドシートに読み込むというより、データベースにあるデータに直接アクセスしているように利用できます。データにアクセスして、非常に簡単に分析と可視化を行うことができるので、とても便利です。」

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コネクテッド シートにより、セールス、財務、プロダクト、IT のすべてのチームがパワフルなデータに簡単にアクセスできるようになることで、組織におけるデータドリブンな意思決定が拡大することを願っています。コネクテッド シートは、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education、G Suite Enterprise Essentials をご利用のお客様で、BigQuery もお使いになるお客様にご利用いただけます。詳しくは、コネクテッド シート(無料で BigQuery のトライアル環境を利用する方法も記載されています)、または詳細なプロダクト チュートリアルをご覧ください。


- G Suite プロダクト マネージャー Rahul Srinivasan

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