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顧客事例

Hydro Ottawa、Gemini for Google Workspace で未来の働き方を照らし出す

2024年11月15日
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The Google Workspace Team

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※この投稿は米国時間 2024 年 10 月 30 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

「Workspace ツールのコラボレーション機能により、既存のプロセスが加速しただけでなく、プロセス内の欠点も明らかになりました。」- Hydro Ottawa Limited エンタープライズ アーキテクチャ担当マネージャー Santhosh Jayasankar 氏

スナップショット: カナダの首都、オタワの電力供給には強力なツールが欠かせません。そのため、電力会社 Hydro OttawaGoogle Workspace を活用しています。同社が以下を実現するために Workspace をどのように役立てているかをご覧ください。

  • セキュアなコラボレーション機能の活用

  • Gemini for Google Workspace による日常業務の補強

  • 費用対効果の高い優れたサービスを実現するための日常的プロセスの円滑化


ミッションと課題

生成 AI が一国の首都への電力供給をサポートできるとしたらどうでしょうか。Hydro Ottawa はその答えを模索しています。

1916 年以来、Hydro Ottawa はカナダの首都の重要なインフラを管理し、364,000 もの家庭や企業に電力を供給してきました。Hydro Ottawa の業務の要はセキュリティです。新しいテクノロジーを導入する際はゼロリスクのアプローチをとり、安全で信頼性の高い電力供給というコアサービスにとどまらない進化を続けています。

同社がコラボレーション プラットフォームとして 2020 年に Google Workspace を採用したのはこのためです。2024 年には、Gemini for Google Workspace の試験運用にも参加しました。生産性を向上させ、コストを抑えてより信頼性の高いサービスを実現するために、Hydro Ottawa がどのように Workspace と Gemini を利用しているかをご紹介します。

Google Workspace と Gemini への移行

Hydro Ottawa が Workspace を導入したのは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック発生時に Google Meet を使ったことがきっかけでした。チームのメンバーが直接会えない状況のなか、同社は摩擦を最小限に抑えながら、つながりを維持できる安全なソリューションを必要としていました。そのニーズをシームレスに満たしたのが Meet でした。それから 1 年も経たないうちに、Theresa Sippert 氏が情報管理担当マネージャーとして入社した頃には、Workspace が Hydro Ottawa のコミュニケーションとコラボレーションのニーズをほぼすべて満たしていました。

Sippert 氏は次のように語ります。「Hydro Ottawa は Google Workspace をすでに導入していたので、COVID-19 が蔓延するなかでもリモートワークをしながらチームに溶け込み、すぐに慣れることができました。Google Chat で簡単な質問をする、Google ドキュメントで文章を作成する、Google スライドでプレゼンテーションを作成するなど、すべて Workspace で行えるようになりました。」

コロナ禍において、Sippert 氏が所属するチームのディレクターは、隔週で Meet を開催してチームのメンバー同士で交流できる場も用意しました。「あれはビジネス ミーティングというよりもネットワーキングの機会でした。現場に行けなくてもチームの一員であると感じられる素晴らしい方法です」と Sippert 氏は話します。

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Google Workspace は Hydro Ottawa のリモートやオフィスにおけるコラボレーション ニーズに対応しています

生成 AI がさまざまな業界に拡大するなか、チームはその力を Hydro Ottawa に安全に導入する方法を模索していました。Hydro Ottawa エンタープライズ アーキテクチャ担当マネージャーの Santhosh Jayasankar 氏は次のように述べています。「生成 AI を組織で活用するには、データの存在する場所で使用する必要があります。当社はメールやドキュメントなどの非構造化データの多くを Google Workspace に保存しており、プラットフォームを通じてすでに堅牢なセキュリティ対策を講じていました。そのため、Gemini for Google Workspace の試験運用に参加するのは当然の選択でした。」

試験運用の当初の参加人数は 50 人でしたが、チームメンバーが日常業務に Gemini がもたらす価値を見出すにつれ、すぐに 100 人以上にまで拡大しました。Gemini は Hydro Ottawa の全部門に導入され、すべてのチームがその機能を試すことができます。同社は Gemini を使用して次のことを行っています。

  • 採用担当者が使用する求人情報の作成

  • 法的および技術的な調査の実施

  • ポリシーの作成

  • 複数のチャネルにわたる内部および一般向けのコミュニケーションで使用するコンテンツの生成

  • 大量のドキュメントや Google スライドのプレゼンテーションの要約

  • ミーティングの議題の構成

「コラボレーションはあらゆる作業環境において重要な要素であり、手持ちのツールでコラボレーションができなければスタート地点に立つこともできません」と Jayasankar 氏は言います。「Workspace ツールのコラボレーション機能により、既存のプロセスが加速しただけでなく、プロセス内の欠点も明らかになりました。」

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Hydro Ottawa は Google Workspace を利用してチームのつながりを維持しています

今後の展望

Hydro Ottawa での Workspace と Gemini の利用は拡大を続けており、毎週新たなユーザーが加わっています。Workspace アプリケーションのサイドパネルでの Gemini の使用も開始され、メールやドキュメントを要約する、共有ドライブを検索して関連情報にアクセスするなどの簡単なタスクがさらに実行しやすくなりました。

「Google Gemini の試験運用は、電力セクターにおけるエネルギー移行に向けて取り組むなかで、AI が当社にもたらす生産性向上と自動化の可能性を認識させてくれました」と、Hydro Ottawa 最高情報技術責任者の Mark Fernandes 氏は言います。「おかげで従業員のエクスペリエンスが向上し、より良いサービスをお客様に届けるために必要なツールを従業員に提供できています。」

Sippert 氏もそれに同意して次のように述べています。「AI はいたるところに浸透していますが、Gemini for Google Workspace の試験運用は、一般向けに提供される前のテクノロジーを形作る機会を与えてくれました。私たちは魅力的な取り組みの初期段階に関わり、より大きな目的に貢献することができたのです。」
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Google Meet はチームがどこからでもつながれる場所を提供します

-Google Workspace チーム

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