Google Workspace、オランダ政府のお墨付きを獲得

※この投稿は米国時間 2023 年 7 月 7 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

Google は、お客様のプライバシーとセキュリティを守り、クラウド テクノロジーへの信頼を育むことに取り組んでいます。また、世界中のお客様、プライバシー規制機関、政策立案者との定期的な意見交換を通じて、高まり続ける期待を理解し、それに応じて Google プロダクトを適応させています。

2023 年 7 月 5 日、オランダ教育省はオランダ議会に対し、オランダ政府と教育分野の代表者によって実施されたデータ保護影響評価（DPIA）の一部として、Google がコミットメントを果たしていることを確認しました。これにより、オランダの公共機関や教育機関は、Google Workspace と Google Workspace for Education を引き続きさらに安心して利用することができます。

過去 3 年にわたり、Google はオランダ政府および教育分野の代表者と緊密に協力し、一般データ保護規則（GDPR）に基づく Google Workspace、Google Workspace for Education、ChromeOS の DPIA をサポートしてきました。オランダ政府はそのクラウド戦略に沿って、多様なクラウド プロバイダを選択できるよう、この DPIA を実施しました。  

Google のサービスは常にプライバシーに関する高い基準を維持し、GDPR コンプライアンスをサポートしてきました。同時に、DPIA 全体を通じて多大な時間とリソースを投資し、まとめられた勧告に対処して、プロセスとお客様に対する Google のコミットメントを示してきました。DPIA の一環として、Google は、オランダの公共機関と教育機関のお客様にデータ処理当事者の役割を明確に伝え、Google のサービスデータ処理に関する高い透明性と保証を提供できる拡張機能を実装しました。

これらの改善は、Google の広範でグローバルな顧客基盤に利益をもたらします。DPIA への取り組みを受け、Google はサービスデータについて新たな契約条項を提供する意向を発表しました。これらの条項は、今年後半より有効となる予定です。さらに、Google は Google Workspace の ISO 27001、27017、27018、27701 認証をサービスデータ処理にまで拡大し、独立した監査機関が Google によるこのデータのプライバシー管理を検証することにより、お客様が安心できるようにしました。

これと並行して、Chrome サービスに関する DPIA に続き、管理対象の ChromeOS デバイスのデータ処理者モードが今年 8 月よりオランダで利用可能となります。その後、他の市場にも展開していく予定です。管理対象の ChromeOS デバイスとは通常、学校や企業で使用され、IT 管理者によって管理される Chromebook のことを指します。新しい ChromeOS のデータ処理者モードにより、お客様は Google が処理するデータをより深く理解し、管理できるようになります。

より広範な意味合いにおいては、Google は、お客様による DPIA プロセス対応を支援し続け、お客様による DPIA の実施をサポートする包括的なリソースを用意しています。  

Google は、オランダ政府および教育機関とのパートナーシップに感謝しています。今後もプライバシーの問題に関して緊密に協力していきます。Google は、公共機関による生産性向上ツールの選択を信頼し、公共機関をお客様としてサービス提供できることを誇りに思っています。Google は、オランダ全土および世界各地の組織のコンプライアンス実現の取り組みを引き続き支援していきます。

^{1 「サービスデータ」とは、Google が Cloud サービスのプロビジョニングと管理を行う際に収集または生成する個人情報のうち、お客様のデータおよびパートナー様のデータを除くものであり、Google Cloud のプライバシーに関するお知らせで定義されています。}