Google Workspace が Okta および VMware と提携 - ハイブリッド ワークを対象とするエンタープライズ グレードのセキュリティとデバイス管理を拡張

※この投稿は米国時間 2023 年 4 月 24 日に、Google Cloud Press Release に投稿されたものの抄訳です。

カリフォルニア州サニーベール、2023 年 4 月 24 日 / PRNewswire / -- Google Cloud は本日、大規模なハイブリッド ワークの管理を担当する企業および公共部門の IT チームに対してこれまで以上に多くの選択肢、機能、シンプルさを提供する新しいセキュリティ アライアンスを発表しました。

Google Workspace では、業界をリードするセキュリティ機能がクラウドネイティブなゼロトラスト アーキテクチャに組み込まれています。こうした機能は、Google AI による脅威防御、クライアントサイド暗号化、データ プライバシー管理、Google Cloud サイバーセキュリティ プロダクト（BeyondCorp Enterprise や Chronicle Security Operations など）への簡単なアクセスを組み合わせて、オンライン上の脅威が現実になる前にその大部分を自動的に阻止しながら、規制や主権に関わるお客様のニーズにも対応します。Google Workspace は、サイバーセキュリティ パートナーのエコシステムを通じて、業界有数のセキュリティ企業が提供するツールと組み合わせることで、こうした機能をさらに拡張できます。これによりお客様は、セキュリティに関する一定のニーズを満たす包括的で安全なコラボレーション ソリューションを、単一の Google Workspace サービスの一部として採用できるようになります。

「グローバル企業は、生産性を向上させ、従来の生産性ソリューションの脆弱性を回避するツールを使用して、より効果的で安全なコラボレーションの手段を従業員に提供したいと考えています」と Google Cloud のクラウド セキュリティ担当バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーである Sunil Potti は述べています。「Google Workspace は、成長を続けるセキュリティ パートナーのエコシステムを通じて、ハイブリッド ワークを目的とし、エンタープライズに最も特化したプラットフォームを用意することで、安全に作業するための自信と柔軟性を組織に提供します。」

Okta と VMware を活用してエンタープライズの従業員を保護

Google Cloud は現在、Okta と VMware との新たな提携を通じて、ID、デバイス、アクセス管理に関わる Google Workspace の組み込み機能を拡張し、大規模な企業や公共部門組織が従業員に FedRAMP 認定のコラボレーション ツールおよびコミュニケーション ツールを提供できるようにしています。Google Workspace は、Okta Workforce Identity Cloud におけるエンタープライズ グレードの ID およびアクセス管理機能、VMware Workspace ONE におけるデバイスおよびアプリケーション管理機能とシームレスに連携し、従業員の安全なコラボレーションを可能にする方法の選択肢と柔軟性を組織に提供しています。

• Okta の Workforce Identity Cloud は、Okta の最先端の ID およびアクセス管理機能を Google Workspace のお客様が使えるようにし、あらゆるデバイス、あらゆる場所で従業員、請負業者、ビジネス パートナーを安全に接続します。Workforce Identity Cloud の柔軟なルールとポリシーにより、従業員は仕事を遂行するうえで必要となる適切なレベルのアクセスを確保できます。Okta と連携することで、従業員は Okta Integration Network の 7,000 を超えるビルド済みアプリで Google Workspace の認証情報を使用でき、パスワードの無秩序な増加を抑え、セキュリティを強化できます。

• VMware Workspace ONE は、VMware による業界最高水準の統合エンドポイント管理とゼロトラスト アクセス機能を Google Workspace に拡張します。IT チームは、VMware の包括的なプラットフォームを通じてすべての Google Workspace アプリを管理できます。これにより、バラバラなサードパーティのソリューションを組み合わせる必要がなくなり、ユーザーはビジネス アプリケーションにすばやく簡単にアクセスでき、管理者はデバイスのオンボーディング、構成の変更、自動 OS アップデートのプッシュ通知などを簡単に行うことができます。また、Workspace ONE の管理者は、地域、組織、ユースケース全体を管理するためのマルチテナンシーや、デバイスの状態を表示するダッシュボードおよびレポートにアクセスできます。

「ID は、ビジネスにおける人のエコシステムと、ハイブリッド ワークやリモート ワークで成功するうえで必要なテクノロジーとの間の仲介役です」と Okta の Workforce Identity Cloud 担当最高プロダクト責任者である Arnab Bose 氏は述べています。「今回の提携により、従業員のエクスペリエンスを最適化し、運用効率を向上させる簡単な手段を提供しながら、ID を活用したセキュリティを Google Workspace のお客様に提供できます。」

「ハイブリッド ワークへの急速な移行により、IT チームはより少ないリソースでより多くのことを行うと同時に、増大するセキュリティと生産性の要求のバランスをとらなければならないことが浮き彫りになりました」と VMware のプロダクト マーケティング、エンドユーザー コンピューティング担当バイス プレジデントである Renu Upadhyay 氏は述べています。「今回の VMware と Google Cloud の提携は、従業員の働く場所を問わず、すべてのエンドポイント、アプリ、エンタープライズ サービスにわたって自動化および統合された安全なエクスペリエンスを生み出すことで、エンドユーザー コンピューティングへの革新的なアプローチを活用するものです。」

従来のディレクトリ サービスを JumpCloud に置き換える中小および中堅規模の組織をサポート

JumpCloud Open Directory Platform は、古い Microsoft Active Directory サーバーに代わり、最新のクラウドベース ソリューションであるディレクトリ サービスをお客様に提供します。このプラットフォームは Google Workspace とシームレスに連携し、ID ワークフローと数千のアプリケーション、HRIS システム、クラウド インフラストラクチャとの同期を可能にします。また、こうした機能をデスクトップおよびモバイル デバイスのフリート管理機能と組み合わせることで、従業員が選択した任意のオペレーティング システムまたは場所から、アプリケーションやその他のリソースに安全で摩擦なくアクセスできるようになります。

「IT チームは、アクセス、デバイス、ID 管理を一元化するソリューションを探しています。仕事のあり方を保護するための、より簡単で効果的な方法を必要としているのです」と JumpCloud の CTO で共同創業者である Greg Keller 氏は述べています。「Google Cloud と JumpCloud ソリューションは、IT チームに、オンプレミス、クラウド、または外出先で日々の業務を安全に管理できる最新で手頃なオプションを提供します。このサービスは、IT チームとチャネル IT ソリューション プロバイダに、従来の高額な Microsoft パッケージに代わる、より手頃で最高水準のソリューションを提供するものです。」

Google Workspace の柔軟で安全なエコシステム

Google Workspace は、あらゆる規模の組織に、サイバーセキュリティ パートナーのエコシステムから提供される専用のセキュリティ ツールを組み合わせる能力を提供することで、より多くの選択肢を用意できるよう取り組んでいます。JumpCloud、Okta、VMware の新しいアップデートは、CrowdStrike Falcon プラットフォームを通じてエンドポイント保護とゼロトラストを拡張する CrowdStrike や、Prisma Access と Cortex XDR を通じてエンドポイント保護とゼロトラストを拡張する Palo Alto Networks による既存のプロダクトに基づいて構築されます。今後 1 年間で、上述のパートナーとのより深い技術的インテグレーションを図り、Google Workspace のお客様が利用できる共同機能を拡張していきます。これにより、最も厳格なセキュリティ要件と規制要件を備える組織でも Google Workspace をより簡単に採用できるようになるでしょう。

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