海軍による Google Workspace の活用例のご紹介
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 9 月 21 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。
Peter Guo 氏は、日本における米海軍艦船修理廠(SRF)の CIO であり、文化的に多様なチームを率いてグローバルな艦船運用の成功を支援しています。多世代にわたり、多言語が行き交う同氏のチームでは、SRF に加わった動機もそれぞれ異なります。今年開催された Google Workspace Summit で、Guo 氏は多世代にわたる職場で文化の変革を推進する方法をいくつか紹介しました。
Guo 氏は、ミッションを支えるイノベーションを推進するうえで、その中核となるのが文化の変革であると指摘します。また、次のように述べています。「人材は最も重要な資産です。文化の変革を推進するには、人材、プロセス、テクノロジーをこの順序で優先させ、連携させる必要があります。テクノロジーへの投資は現在の問題を解決します。プロセスへの投資は来週の問題を解決します。しかし、人材への投資は『永久』の問題を解決するのです。」
Google Workspace を使用することで、Guo 氏はテクノロジーがいかに障壁を取り払い、組織のコラボレーションを向上させるかを目の当たりにしました。同氏のチームは Google Workspace を基本的なチャットや通話の機能としてだけでなく、日本人担当者と米国人担当者間の言葉の壁を取り除くためにも使用しています。Google と同様に、Guo 氏もテクノロジーの効果的な活用は文化の変革を推進するのに役立つと考えています。ミレニアル世代の人員がますます増えつつある現状では、なおさらです。ミレニアル世代が公共部門のチームに加わるとき、「彼らは、最新かつ最高のテクノロジーやプロセスを使用した経験をチームにもたらしてくれます」と同氏は説明します。新しく多様な経験を受け入れることで、SRF は人材に関する「永久の問題」を解決する、新しい画期的な連携方法を見つけています。
緊急時の Google Workspace の使用
SRF チームが即応体制を保つための革新的な方法の一つに、Google Workspace のツールを使用して緊急時にどのように対応するかをロールプレイングすることが挙げられます。最近の例では、海軍の艦船の火災に対応するシミュレーションを行いました。
NAVSEA チームが東京オフィスに到着すると、没入型の演習をサポートするために使用するクラウドベースのコラボレーション ツール、Google Workspace についての説明を受けました。その後、チームはグループに分かれ、模擬シナリオの解決策をブレインストーミングし、艦長は船の乗組員から地元の消防士、オフィスの大将まで、重要なグループに関与する解決策を検討するよう、参加者に促しました。
各グループは、Google Workspace を使用して、いくつかの革新的なアイデアを生み出しました。
あるチームは、AppSheet を使用して今後の安全チェックを実施することを提案しました。これにより、リーダーは集計された安全レポートに基づいて迅速に意思決定を行うことができる可能性があります。
別のチームは、Google Meet で動画翻訳サービスを使用して、母国語以外の言語でリアルタイムのレポートを提供することを提案しました。
他のチームは、Google フォームと Google スプレッドシートを活用して、基地にある 1,000 点以上の消火活動用の在庫用品を追跡するとともに、Google マップで在庫の場所を突き止めるソリューションを考案しました。
これらの提案された解決策により、シナリオで説明された問題を解決するための新しい方法が得られ、さらに、この経験によりチームが協力し合う方法についての知見も得られました。このような没入型のリアルタイムの疑似的な状況を作り出すことで、NAVSEA チームは自信を深め、より強く結びつき、実際の緊急事態が発生した場合の準備を強化することができました。
ミッションに適切なタイミングで適切なツールを NAVSEA に配備
Guo 氏は次のように述べています。「政府での使用が承認されたすぐに使用できる IT 機能により、私たちのような軍人も新たな脅威に対応するためのノーコード ソリューションを安全かつ迅速に作成できます。デュアル ユースケース テクノロジーを採用することで、独自のカスタム ソフトウェアを作成する場合よりも、経済的な負担や技術的な負債を軽減できます。その結果、私たちのチームは、独自の安全なソリューションを構築するための適切なツールを配備して軍人のニーズに対応し価値を提供することにさらに集中できるようになりました。」
Google は国防総省と連携して、解決策を見つけ出し、ミッション クリティカルな課題を解決するための最もモダナイズされたツールを提供できるようにしています。Google Workspace Immersive Experience にご興味をお持ちのお客様は、10 月 24 日火曜日に開催されるこのイベントにぜひご参加ください。Google Cloud が、連邦政府、州政府、地方自治体、および政府機関のミッション達成にどのように役立つかについて詳しくは、10 月 17 日にワシントン DC で開催される Google Public Sector Forum にお申込みください。公共部門における AI と セキュリティの接点へのアプローチ方法について、政府高官や Google のエキスパートが見解を示します。
-Google Public Sector、フィールド営業担当者 Shawn Mayo-Pike