新しい AI リサーチ アシスタント、Deep Research のご紹介

※この投稿は米国時間 2025 年 3 月 7 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

新しいトピックについて一から調査するのは、根気のいる作業です。インターネットは膨大な情報の海であり、有益情報の取捨選択は必ずしも簡単ではありません。調査対象が未知のコンセプトの場合はなおのことです。

任意のトピックについて綿密な調査に基づいたレポートを作成できる Gemini Advanced の Deep Research 機能を使えば、時間を大幅に節約し、情報収集の課題も解消できます。

関連コンテンツを探すために無数のウェブサイトを閲覧する必要はもうありません。Gemini がカスタム調査プランを生成してくれるので、ユーザーは必要に応じてそれを修正し、承認するだけです。そのプランを基に Gemini がウェブ上の特に有益な情報を収集し、わかりやすいレポートにまとめます。

その仕組みを説明します。

ユーザーが方針を決め、Gemini が調査

新しいコンセプトを探求するときも、詳細を掘り下げる場合でも、Deep Research はカスタム調査プランを作成して適切な情報を見つけ出します。まず一般的な背景情報を網羅してから詳細情報へと絞り込んでいくため、あらゆるトピックを包括的に把握することができます。

また、Gemini は、優れたリサーチ アシスタントがそうであるように、ユーザーからの指示を受けたり、コラボレーションに対応したりすることもできます。ユーザーは調査プランをそのまま承認することも、検索戦略を微調整するために適宜変更することもできます。

より優れた情報源を探すスマート検索

Gemini の検索機能は、対象トピックに関する学習を深めるにつれて進化していきます。これは、人が検索結果に応じてキーワードを変えながら調査を進めるのに似ています。一つ検索するたびに、Gemini は対象を絞り込み、さらに先へと探求を深めていきます。

Deep Research は、Google の長年の経験に裏打ちされた検索アルゴリズムを使用して、信頼できるサイトから質の高い情報源を探し出します。これにより、ユーザーは自分では見つけられないような優れた情報源をウェブ上で見つけることができます。レポート内のすべての情報源は引用元としてリンクされているため、クリックして情報源を確認したり、詳細を読んだりもできます。より詳しく掘り下げたい場合は、ユーザーが興味を示したトピックについて、Gemini がさらに多くの検索を実行して、詳細情報をレポートに追加します。

それでも疑問が残る場合は、質問してみてください。

Deep Research は、最初のレポートで任務が完了したとは見なしません。Gemini は、調査結果に関する質問に答え、ユーザーのフィードバックに基づいてレポートを修正できます。サブトピックの詳細が必要な場合や、興味深いトピックを掘り下げたい場合も、Gemini が対応します。

最初の調査結果がさらなる疑問を喚起することもよくありますが、Gemini はそうした疑問にも対応できます。関連トピックに関する新しい検索を開始したり、明確にするための質問をチャットで投げかけたりしてみましょう。Gemini が質問にすぐに回答できない場合は、さらに調査を実施して必要な情報を探し出します。

手軽に使える、充実したリサーチ アシスタント

Deep Research を使用すると、単一のプロンプトで質の高い情報源から必要な情報を簡単に見つけることができます。レポートを Google ドキュメントにエクスポートしてチーム全体と共有したり、後で Gemini との会話を再開して詳細を確認したりできます。

業界の最新動向の調査、文献レビュー、競合分析など、あらゆる調査向けに Gemini は綿密なレポートを画期的な速さで作成できます。厳選された有益な調査結果をすぐに利用できるだけでなく、Gemini がユーザーに代わって複雑なタスクに取り組むなかでどのようにエージェント化していくのかを確認することもできます。