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顧客事例

空軍研究所が Google Workspace でコラボレーション、セキュリティ、生産性を促進

2021年11月16日
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Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2021 年 11 月 3 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

空軍研究所(AFRL)は、アメリカ合衆国空軍とアメリカ合衆国宇宙軍の 2 つの軍をサポートするグローバルな研究組織です。望遠鏡で宇宙をより遠くまで見ることを可能にするレーザーガイド補償光学から、量子計算と人工知能のイノベーションを生み出した基礎科学まで、AFRL は急速に発見の規模を拡大し、軍事に最先端の技術を提供しています。  

国防に不可欠なものとして、AFRL は世界をリードする科学者、中小企業、巨大産業、他の政府機関と協力して、イノベーションを推進するコミュニティを構築しています。また、その業務の機密性を考えると、AFRL には、リモートでの働き手とでも、ハイレベルなセキュリティを維持する必要があります。AFRL はこのような課題に取り組むために、AFRL で働く全科学者とエンジニアのセグメントを対象に Google Workspace を導入しています。

コラボレーションとイノベーションのための一元的で安全なプラットフォーム

最先端技術の開発の先駆者として、AFRL には柔軟性が必要ですが、新しい研究者を迅速にオンボーディングするアジリティを維持しながら、厳しいセキュリティの基準を満たすことも必要です。

AFRL チームは、Google スマート キャンバスなどの Google Workspace ソリューションを使用することで、メールでの度重なるやり取りや数時間にわたるデータのファイル交換のような労苦を解消して、研究の共有、コラボレーション、協議を同時に行えるようになります。複数の AFRL 研究チームが、ビデオ会議サービスである Google Meet でバーチャル会議を主催し、いつでもどこでもアイデアを交換しています。最近発表した、Workspace クライアントサイド暗号化は、Google のゼロトラスト セキュリティ手法と融合されています。この機能により、セキュリティ対策をエンドユーザーに見えないようにしながら、さらなる安全保護対策が AFRL に提供されます。最終的には、アメリカ国防情報システム局(DISA)によって定義された基準を満たしながら、AFRL の科学者間でのコラボレーションとイノベーションを加速することが目標です。

「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)により、研究室での業務をが大幅に制限されました」と、Joshua Kennedy 博士(AFRL の Materials and Manufacturing Directorate を務める物理学研究員)は述べています。「Google Workspace がなければ業務が中断する可能性もありましたが、無事回避できました。実際、空軍省が将来もつべき能力にとって重要な 2D ナノマテリアルについての新たな知見が、Workspace を使用して見つかりました。他の方法では不可能だったでしょう。」

Google Workspace を使用した結果、業務に対して目に見える確かな効果があったと報告した AFRL の研究者は Kennedy 博士のみにとどまりません。たとえば、Google Workspace の予備導入に関係した数百人の研究者を対象とした最近の調査では、平均で週 3 時間の時間が節減されたことが明らかになりました。高度なトレーニングを受け、それぞれが博士号を持つ AFRL の研究者にとっては、任務に専念する時間が増えたと言えます。

グローバルな任務のための安全なコラボレーション

AFRL で働くスタッフは全世界に広がっています。これによって組織のイノベーションは促進される一方、最大の課題の発生源ともなります。高度な研究を行う組織のために、イノベーション力を妨げることなく、協調性、安全性、適応性の揃った環境をどう作ればよいでしょうか。

2021 年度の初頭、空軍研究所の司令官である Heather Pringle 少将は AFRL に、デジタル トランスフォーメーションの継続的な取り組みを優先するよう指示し、AFRL デジタル トランスフォーメーション チーム設立の憲章を公表しました。チームの憲章では、「先進的な手段、デジタル処理、デジタルツール、IT インフラストラクチャを使用した、データと情報のシームレスな統合をフル活用する」柔軟で相乗的な取り組みである「One AFRL」のビジョンが概説されています。

「私たちのモットーは、『コラボレーションしてイノベーションを起こす』ことです」と、Pringle 少将は述べています。「私たちは、当研究所のエキスパート達が密接につながることを望んでいます。そして、データが第 3 言語となるデジタル ワークフォースとして、技能を真に高めたいと考えています。デジタル エンジニアリングを科学技術についての取り組みすべてに取り入れ、データに基づく人的資本戦略を立てています。Google Workspace で既存の機能を補完する試みを開始し、外部のパートナーとコラボレーションして最良なチームを構築する能力において改革をもたらしました。」

Google Cloud がアメリカ合衆国空軍と協力して極めて困難な課題を解決した方法や Google Cloud が空軍のパイロットを育成する訓練の変革にいかに役立っているかについての詳細をご覧ください。


- Google Cloud グローバル公共部門担当バイス プレジデント Mike Daniels
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