Google Workspace と NotebookLM で未来を築く Augustana University

※この投稿は米国時間 2025 年 10 月 23 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。

「学生は、メモ、ドキュメント、ウェブページなどの役立つリソースを NotebookLM にアップロードし、クイズを作成したり、フラッシュカードを生成したり、学習スタイルに合わせてリソースを調整したりできます。」

スナップショット: Augustana University は Google Workspace for Education Plus を使用して、運用コストの削減、管理効率の向上、AI を活用した新しい教育戦略の導入を実現しています。Gemini や NotebookLM などのツールを使用しているこの大学は、学生の将来に備えながら、以下の方法で業務を合理化しています。

• NotebookLM を使用した、学生向けのカスタマイズ可能な新しい学習モジュール
• Zoom から Google Meet に切り替えることで年間 15,000 ドルを節約
• ドライブとドキュメント内で使用できる、費用対効果とセキュリティに優れた電子署名ソリューション_________________________________________________________________

ミッションと課題

Augustana University の使命は、知性を刺激し、誠実さを育み、多様な世界で信仰と学習と奉仕を統合する、永続的な価値のある教育を提供することです。私の役割の一部は、教育と学習の両方を強化するテクノロジーでコミュニティを支援することで、その約束を確実に果たすことです。私の指針となる問いは常に、「学生を将来に備えさせているか、それとも過去に固執しすぎていないか」でした。

この考え方は、教室での指導方法から教育機関としての運営方法まで、あらゆるものを変革しました。イノベーションは、単に新しいツールを導入するだけではなく、よりスマートで優れた方法を見つけることです。この役職に就いたとき、教員と学生をサポートするのに役立つツールを統合、革新、投資する機会があると考えました。

Google Workspace Education Plus と生成 AI への移行

最近のアップグレードまでは、10 年以上にわたって Google Workspace for Education Fundamentals を使用していました。Augustana School of Music では、Workspace をコアの作業ツールとして活用するようチームに推奨しています。使いやすく、リアルタイムで共同作業ができるからです。Google カレンダーで学部全体のスケジュールを共有し、Google ドライブでファイルを共有しています。また、日々のリアルタイムのコミュニケーション ツールとして Chat と Meet を使用しています。直感的で設計段階から安全性を確保したツールがすべて 1 か所に集約されているため、私たちは円滑に連携し、明確にコミュニケーションを取ることができます。コミュニケーション ツールを合理化したことで、サードパーティ ソリューションを廃止できました。Zoom から Google Meet に完全に切り替えることで、本学は年間 15,000 ドルを節約しています。同様に、ドライブとドキュメントで安全な電子署名ソリューションに直接アクセスできるようになったことで、本学の全員が、かつて高額で手が出せなかったツールを利用できるようになりました。

Augustana University の業務運営方法の変革を継続するため、Google Cloud プレミア パートナーである Burwood Group Inc の支援を受けて、Google Workspace for Education Plus に最近アップグレードしました。Burwood Group は、実装全体を通してチームを教育する実践的なアプローチを採用しており、これによりチーム全員がスキルアップできました。また、Burwood Group は自ら作業を行うこともいとわず、パートナーに求められる可用性と柔軟性を持っていました。この連携により、既存のコラボレーション ツールに新たなセキュリティ レイヤを追加しながら、学生の将来に備えるという本校の使命に沿ってツールをさらに調整することができました。Google は、継続的な改善と変化という本校のビジョンをサポートしながら、安全なソリューションを提供してくれると確信しています。

新しい AI ソリューションの導入は、この次のステップへの大きなきっかけとなりました。NotebookLM などのツールを使用して学習体験をカスタマイズする方法を学生に教えています。メモ、ドキュメント、ウェブページなど、役立つリソースをアップロードして、クイズを作成したり、フラッシュカードを生成したり、学習スタイルに合わせてリソースを調整したりできます。同様に、教職員は Gemini を使用して、ワークフローの自動化、新しいアイデアのブレインストーミング、新しい教育方法やトピックの導入を行っています。

管理部門で Google Workspace を使用することで、技術の専門家ではないスタッフも生成 AI を活用して迅速かつ簡単にイノベーションを起こすことができます。最近、私は Gemini と Apps Script を組み合わせて使用し、条件付きルーティングを含む 18 ページの複雑な Google フォームを 5 分もかからず作成しました。以前なら、このようなタスクを一人でこなすには、午後いっぱいかかっていたでしょう。その時間を確保できたことで、チームと私はカリキュラムの設計、調査、学生の体験を向上させるための有意義な取り組みに集中できるようになりました。

今後の展望

さまざまな雇用主が、2030 年までに労働市場で必要とされる主要スキルの 39% が変化すると予想しています。その変化においてテクノロジーが大きな役割を果たすことはわかっています。AI が進化し続ける中、Google は AI マイクログラントなどのイニシアチブを開始し、教員がカリキュラムに AI を組み込んでそのニーズを満たすことを奨励しています。Google は、認定資格を取得して AI のベスト プラクティスを学び、それを授業に取り入れたい教育者をサポートしています。教育者にとって、テクノロジーとともに進化し、まったく異なる雇用市場で学生が成功できるよう支援する、よりアジャイルな教育モデルを構築する機会です。

働き方、教え方、学び方を再考する必要があります。その一環として、これまで行ってきたことを AI のレンズを通して見てみましょう。その一例として、大学の入門コースと、テクノロジーを意識したライティング、プレゼンテーション、情報リテラシー、批判的思考を組み合わせた「Welcome to the Future」というクラスを最近開講しました。Google チームと協力して教員のスキルアップ、事務作業の簡素化、学生の将来の可能性の拡大に取り組むことで、単なるプラットフォーム プロバイダではなく、大学をサポートする真の協力者がいることを実感しています。

-Peter Folliard 博士、 School of Music 学部長およびイノベーション担当副学長