Google Workspace、Lucent Bio 社のコラボレーション促進とサステナビリティ向上に貢献

※この投稿は米国時間 2022 年 8 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

電気を使った輸送手段の普及から、再生可能エネルギーへの移行まで、私たちの世代にとって環境のサステナビリティが最大の課題のひとつとなっています。非常に重要でありながら忘れられがちな目標のひとつが、持続可能な農業の実現です。世界中で水不足が加速し土壌の劣化が進む現状を考えると、これを放置しておくわけにはいきません。

Lucent Bio 社は人類の食料危機の解決に資するべく設立されました。同社では、サステナブルな農業への移行を加速する農作物栄養ソリューションを提供しています。Lucent Bio 社は、生物活性農作物栄養製品向けの新たなテクノロジーを開発しました。そのひとつが同社の主力製品である Soileos® です。Soileos は農作物の栄養素密度向上、土壌の回復、農業生態系の汚染防止に役立ち、循環型経済を可能にします。レンズ豆やエンドウ豆の殻など、食品加工過程で発生する副産物を、次のシーズンの収穫につながる生物活性栄養素にアップサイクルすることで製造した植物由来製品が Soileos です。

スタートアップ企業である Lucent Bio 社では、コラボレーションの促進、業務の効率化、規模の拡大を目的として設立当初から Google Workspace を利用してきました。組織として、同社は Google のサステナビリティ目標にも準拠しています。Google は自社の業務でカーボン ニュートラルを実現しています。また、2030 年までにカーボンフリー エネルギーによるビジネス運営を実現するという公約を詳細な計画とともに掲げています。これが実現すると、常時クリーン エネルギーだけが使用されることになります。

Lucent Bio 社のパイロット プラントにいるエンジニア、研究所や温室にいる科学者、北米中の農場で Soileos をテストしている農学者のコラボレーションを促進するうえで、Google Workspace は欠くことのできないツールです。COVID-19（新型コロナウイルス感染症）のパンデミックのなかで、Google Workspace がなければ Lucent Bio 社は現在の規模にまで拡大できなかったでしょう。

「わずか 18 か月で、Lucent Bio は 1 日当たりの製造量を 1 kg から 1,000 kg にまで増やすことができました。今年は 1 日あたり 20,000 kg という大きな目標に向けて準備を進めています。この製造量増加プロセスのなかで改善を何度も繰り返した結果、廃棄物が完全に 0 になる製造プロセスを実現できました。極めて困難でしたが、サステナブルな農業への移行を加速するという当社のミッションに沿った素晴らしい成果です。最初から最後まで、Google Workspace はイノベーションと成長戦略において欠かせない存在でした。」

Lucent Bio 社 CEO、Michael Riedijk 氏

Google Workspace は業界最高水準の地球環境に優しいクラウドで実行されます。あらゆる業界のあらゆる規模のチームが、どこからでもつながり、つくり、協力できます。Google Workspace では最近、AI が生成するサマリーがスペースに表示されるようになりました。サマリーを利用することで、分散したチームメンバーは見逃したかもしれないチャット メッセージに追いつきながら、目の前の業務に集中できます。こうしたイノベーションによって、Lucent Bio 社の科学者たちはコラボレーションを続け、農業のサステナブルな未来を作ることができます。

Google のサステナビリティに対する取り組みの詳細はこちらからご覧いただけます。カーボン ニュートラルだけでなく、2030 年までにカーボンフリーも実現するという目標や、森林破壊と戦うための取り組み、クリーン エネルギー支援の事例などをご紹介しています。