リモートワークと遠隔学習のための Google サイトの活用方法
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 4 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
重要な情報を迅速に伝達すること、そして見つけることが、かつてなく重要になっています。企業はリモートワークに移行し、教育機関は遠隔学習プログラムを開始しています。こうした中、分散した大人数のユーザーを対象として重要な情報を一元的に管理し、共有するために Google サイトが役立ちます。Google サイトを利用すれば、質の高いウェブサイトを簡単に作成できます。しかも、デザインやプログラミングのスキルは不要です。
ここでは、リモートワークや遠隔学習を支援するために組織で採用されている Google サイトの活用方法の一部をご紹介します。
リモートで働くスタッフに最新のガイドラインやポリシーを伝える
別々の場所にいる従業員が、正確かつ正式な最新の情報を迅速に見つけることができるようにする必要があります。たとえば、更新された企業ポリシー、新しい出張ガイドライン、人事関連の資料などです。Google サイトなら、こうした重要情報をまとめた参照用サイトを簡単に構築できます。また、新しいお知らせバナー機能を使用すると、重要なお知らせ、リソース、アクション アイテムを目立つようにサイトの上部に表示できます。たとえば Google では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関連するリソース(在宅勤務ガイドライン、健康に関するリソース、よくある質問など)をまとめた社内向けサイトを作成しました。従業員と顧客がリモートワークへの移行に対応できるよう支援する
社内向けサイトを使用すると、リモートワークに移行する従業員を支援し、ベスト プラクティスを提供できます。新しくリリースされたテンプレート ギャラリーを利用すれば、さらに簡単にカスタム ヘルプセンター サイトを構築できます。ブラウザに「sites.google.com」と入力すると、ページ上部にテンプレート ギャラリーが表示されます。「Help Center」というテンプレートを選択し、そのままコンテンツの追加を開始してください(操作方法についてはこちらのサポートページを参照してください)。プロダクトのチュートリアルやリモートワークのベスト プラクティス(ビデオ会議、リアルタイムのコンテンツ コラボレーション、日程調整など)へのリンクを設定することもできます。また、サポート リクエストを受け付けるフォームを埋め込むことや、IT オフィスの対応予定時間を投稿することも可能です。あるいは、顧客やパートナー向けの外部向けヘルプセンター サイトを作成し、よくある質問、技術文書、サポートチームの連作先情報と対応時間などを共有することもできます。分散したチームの足並みをそろえる
チームおよびプロジェクトの責任者は、作業内容の共有、中央ハブへのリソースの統合、連絡先情報の提供、稼働状況の更新、チームの最新の優先事項の伝達などを目的とした内部向けのサイトを構築できます。さらに、こうしたサイトを利用して、予定されているバーチャル イベントに関する重要な情報を共有することもできます。たとえば、全社ミーティングのアジェンダとライブ配信のリンクなどです。こうしたサイトは、分散した従業員の生産性を改善するためにチームを重視したものにすることも、他のチームに情報や更新内容を伝達できるよう組織内で広範囲に共有することもできます。この場合は、Google サイトのテンプレート ギャラリーから「Team」または「Project」のテンプレートを選択してください。
遠隔学習を促進する
Google サイトは、遠隔学習を支援するため、また教師、生徒、保護者、教育機関の間のコミュニケーションをサポートするためによく利用されています。多くの教育機関がサイトを構築し、最新情報、よくある質問、リソースなどをそれぞれのコミュニティに伝達しています。たとえば、多くの学校や大学が、休校に関する情報や、学生向けの学費、健康、テクノロジーに関する支援情報を投稿しています。教職員も Google サイトを利用して、遠隔学習のカリキュラムやベスト プラクティスを共有しています。この場合、「Class」、「Club」、「Student Portfolio」といったテンプレートを利用すると便利です。
Google サイトを構築するには、ブラウザに「sites.google.com」と入力し、テンプレート ギャラリーからテンプレートを選択して、テキストとコンテンツを追加してください。ラーニング センターの Google サイトに関するヒントもご参照ください。
-By Eric Birnbaum, Product Manager, Google Sites