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Google Workspace in Asia Pacific

アジア太平洋地域におけるハイブリッド ワークの未来への歩み

2021年12月3日
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Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2021 年 11 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

私自身を含む多くのリーダーは、アジア太平洋地域においてハイブリッド ワークを遂行する中で、社会文化的環境がいかに働き方の今後の在り方に影響を及ぼすかに気付かされました。フレックス ワーク(柔軟な働き方)が浸透している他の地域と違い、アジア市場においてハイブリッド ワークを推進するには、地域特有の一連の課題に対処する必要があります。

Google Workspace は先日、グローバルなハイブリッド ワークについての調査1のため、Economist Impact と提携し、先週の投稿の続きともなる、アジア太平洋地域特有のいくつかの重要な事実を発見しました。同時に、アジア太平洋地域の調査結果がグローバル全体の傾向と同調している部分も見つかりました。例えば、働く時間や場所において柔軟性を提供する新しいテクノロジーへの需要や、ハイブリッド ワーク環境におけるマネージャーと従業員間の信頼関係の改善への需要などが挙げられます。

急増するハイブリッド ワークが生産性の向上に貢献

パンデミックが始まったことをきっかけに、アジア太平洋地域の多くの人は初めてリモートワークを経験するようになりました。そのうち 43% の人々がハイブリッド ワークの環境にあります。リモートワークの勤務日が皆無だった人が 78% を占めていたパンデミック以前とは対照的です。

この変化の大きな利点のひとつは生産性が向上したことです。アジア太平洋地域のチームと協働してわかったことは、リモートワークはこの地域の一部の人にとって 2~3 時間もの通勤時間の節約につながるということです。ですから、アジア太平洋地域の 53% もの人々が、ハイブリッド ワークは生産性に大きく貢献する、と感じていることは当然のことといえます。

アジア太平洋地域におけるハイブリッド ワークは未だ改善の余地あり

そうはいっても、アジア太平洋地域の多くの人々にとってリモートワークにおける課題は残っています。仕事のための適切なスペースの不足や、不十分なテクノロジー環境などを原因とする課題です。世界的には 48% の人々が、フレックス ワークは物理的な環境と設備の面でポジティブな影響を及ぼすと感じています。しかしアジア太平洋地域では、たった 35% の人々しかそのように感じていません。アジア太平洋地域の人々にとってテクノロジーの整ったより良いリモートワーク環境が必要であるということが、この違いから推測されます。実際に、アジア太平洋地域の 48% の調査参加者が、雇用主はこの点の改善に投資すべきだと感じている、と回答しています。

アジア太平洋地域では両極端の二つの傾向が見られます。シンガポール、韓国、オーストラリアのような先進国においては、ハイブリッド ワークへの転換は、安定したインフラストラクチャとハイスピード インターネットの供給によって、比較的スムーズなものでした。インドでは状況は大きく異なります。一部の地域では、多くの労働者が不安定な電力供給と途切れがちなネット接続に対処しなければならない状況にあるということを、あるお客様との会話を通じて知りました。

リモートワークのための、静かで集中できるスペースは、すべての家庭にあるわけではないという点にも留意が必要です。アジアの多くの家庭環境において、人々は限られたスペースの中で両親、兄弟、祖父母や義理家族と生活しています。静かで集中できるワークスペースがないことで、イライラや不満が引き起こされるだけでなく、生産性にもマイナスの影響があります。ですから、オフィス、すなわち家の外にある仕事のためだけのスペースは、引き続きアジア太平洋地域におけるハイブリッド ワークの時代にも重要な役割を担っていくことは明らかです。

フレックス ワークのためのあたらしいマインドセットを受け入れる  

私が南アフリカに帰省するときも仕事をすることができるようになったのは Google の新しいハイブリッド ワーク ポリシーのおかげで、そのことにとても感謝しています。 しかしながら、どんな人にも当てはまるハイブリッド モデルはありません。それぞれの会社のフレックス ワークに対する取り組みは、その会社の組織文化次第です。 アジア太平洋地域において、調査参加者らが勤務地に対するより高い柔軟性(70%)と勤務時間に対するより高い柔軟性(71%)を求めていることが分かりました。これらの数字は実際にそのような制度を提供しようとしている企業の数を上回ります。


フレックス ワークへの取り組みがアジアの企業でも見られるようになったことは喜ばしい一方、リーダーたちはハイブリッド ワークの成功のためにより柔軟でオープンな視点を受け入れる必要があります。  ハーバード ビジネス スクール、テクノロジー オペレーション マネジメントの准教授および Economist Impact とのハイブリッド ワーク プロジェクトの専門家である Prithwiraj Choudhury 氏は次のように述べています。「これまでのやり方をハイブリッド ワークにそのまま適用すればうまくいくなどと期待してはいけません。」そのようなやり方は持続可能ではないからです。

Google Workspace を活用したより良いハイブリッド ワーク エクスペリエンスの構築

適切なテクノロジーが整った環境を用意し、どこからでも機能する安定したコラボレーション ツールへアクセスできるようにすることは、ハイブリッド ワークモデルで働く従業員の成功に必要不可欠な要素です。Google Workspace はどのデバイスからでも安全に働けることを可能にするだけでなく、どこにいても高い生産性を維持しながら働くことができるようサポートします。たとえば Gmail や Google ドキュメントのオフライン機能は、アジア太平洋のさまざまな地域にとって悩みの種であるネット接続の切断があったとしても、継続して作業をすることを可能にします。帯域幅が低い場合も Google Meet では帯域幅の使用量を調整することもできます。


さらに、よりインクルーシブな会議のために Google Meet は挙手Q&A、そして投票などの機能を備えています。また会議参加者が議論に積極的に参加できるよう、コンパニオン モード(プレビュー版)という、オフィスにいる人もリモートワークの人もすべての Google Meet のインタラクティブ機能にアクセスできる設定を追加しています。アジア太平洋地域でますます人気となっているチャットのような既存の機能もインクルーシブな環境づくりに貢献します。意見を言いづらかったり言語の壁がある参加者は、チャットを用いて意見を伝えることで、会議で無言状態になってしまうことを防ぐことができます。

アジア太平洋地域におけるほぼ 66% の調査参加者は、偶発的な共同作業がリモートワークによってできなくなったことで、同僚とのコラボレーションにマイナスの影響を与えていると回答しました。Google のコラボレーション ツールとコミュニケーション ツールのより緊密なインテグレーションによって、リモートワークにおいてもより偶発的なやり取りを生み出すことが可能です。たとえば、複数人が共同作業中のドキュメントからそのまま Google Meet を起動し、同僚たちと顔を合わせたり声を聞きながら作業することができる機能がもうすぐ利用可能になります(機能プレビュー中)。

多くのリーダーにとって、このようなハイブリッド ワークのあたらしい現実を歩んでいく、実験的な時代が続きます。アジア太平洋地域特有の社会文化的基盤に、他のグローバル企業が設計しているハイブリッド ワークモデルをそのままコピーすることはできません。代わりに、アジア太平洋地域を特徴づける要素を理解し、この地域とその労働人口にとって、成功する持続可能なハイブリッド ワーク モデルを組み立てることができます。Google Workspace はそのミッションの中心的役割を果たします。


1. 調査の詳細: 2021 年 10 月に実施。4 つの地域(北米、ヨーロッパ、アジア太平洋、ラテンアメリカ)の 15 以上の業種、大小さまざまな規模の組織に所属するあらゆる年齢層の従業員と管理職社員 1,244 人から回答を収集。主にナレッジ ワーカーが対象だが、現場で働く人々も含む。全回答者のうち 20% はパンデミックを通じてリモート勤務をまったく経験していないと回答。(サービス業、小売業、運輸運送業、医療などを含む)。


- Google Workspace アジア太平洋地域ディレクター Heather Emslie
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