分析情報を数分で取得: コネクテッド シートと BigQuery による Google の財務変革

Jay Thacker
Head of Product Finance, Google Workspace
※この投稿は米国時間 2026 年 2 月 18 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。
収益管理、損益管理、ディールデスク管理に幅広く携わる財務リーダーとして、私はこの業界が長年にわたり大きく進化していくのを見てきました。しかし、変わらないことが一つあります。それは、より迅速かつ詳細な分析情報を得ようとする絶え間ない努力です。昨年、Google Workspace ビジネスのプロダクト ファイナンスの責任を担う私のチームは、BigQuery に保存されている財務データに接続して分析するためにコネクテッド シートを使い始めました。コネクテッド シートを使用することで、財務データの分析に対するチームのアプローチは根本的に変わりました。以前は数時間かかっていた分析が、数分で完了するようになったのです。
ここでは、コネクテッド シートと BigQuery の統合によって、財務チームの生産性がどのように向上したかをご紹介します。
1. 貴重な時間を節約し、煩雑なデータ処理作業を大幅に削減
長年にわたり、当チームのアナリストは複雑な SQL クエリの調整、バージョン管理、古いエクスポートの管理に日々追われていました。分析よりもデータ整理に多くの時間が費やされ、ビジネスにとって重要な分析情報を見逃していました。手作業に追われるあまり、分析情報を導き出すことに集中できる時間が不足していたため、多くの重要な質問に答えられないままになっていました。
コネクテッド シートのおかげで、分析の作成、共有、反復処理にかかる時間を以前の 4 分の 1 に削減できました。
2. SQL を使用せずに数十億行を管理、分析
コネクテッド シートと BigQuery の統合は、SQL コードを 1 行も記述することなく、使い慣れた Google スプレッドシートのインターフェースから数十億行分のデータに直接アクセスして分析することを可能にします。
そのおかげで、大規模なデータ ウェアハウスへのライブ接続を瞬時に確立することができました。チームのあらゆるメンバーが 20 以上のさまざまな項目にわたるトレンド分析を行うことができ、ビューをピボットする必要がある場合でも、データ エンジニアに依頼したり、複雑なクエリの作成に時間を費やしたりする必要がありません。Google スプレッドシートでピボット テーブルやグラフを調整すると、BigQuery がバックグラウンドで複雑な処理を実行してくれるため、クエリではなく分析情報に集中できます。さらに、コネクテッド シートを使用すると、何十億ものトランザクション行を数時間ではなく数秒で特定の切り口で分析できるため、重要な交渉やディールデスクのレビュー中にリアルタイムで意思決定を行うことができます。


ピボット テーブルなどの使い慣れたスプレッドシート ツールを使用して、数十億ものデータポイントを分析できます。
3. エンタープライズ グレードのセキュリティでデータを保護し、安心して簡単にコラボレーション
以前は、アナリストがファイルを取得してメールで送信するたびにバージョン管理の問題が発生し、セキュリティ ポスチャーが損なわれるリスクがありました。コネクテッド シートは、クラウドで信頼できる唯一の情報源を維持することで、この脆弱性を排除してくれます。このソリューションには、BigQuery と Google Workspace にすでに組み込まれているセキュリティとガバナンスのアーキテクチャが適用されています。元データは BigQuery に安全に保存され、ユーザーはアクセス権のあるデータのみを表示できるため、セキュリティ上のリスクがあるローカルへのダウンロードは不要になります。
4. BigQuery ML と TimesFM を使用して高度な分析と予測を実現
未来を予測することは、以前よりずっと簡単になりました。コネクテッド シートへの BigQuery ML と Google の TimesFM モデルの統合により、プロフェッショナル クラスの迅速な予測が可能になりました。データ サイエンティストでなくても高度な予測分析を実行でき、ML で通常必要となる複雑な設定やトレーニング パイプラインも不要です。売上や需要を追跡する場合も、SQL や Python の知識や、複雑なモデル トレーニングを必要とせずに分析情報をすぐに生成できます。10 億ものデータポイントを処理できる基盤モデルのパワーをスプレッドシートで活用できます。
5. チームの成長の原動力を生む
ビジネス リーダーとの会議で「もし~だったらどうなるか」という質問を受けても、今ならリアルタイムで答えることができます。業績の低いビジネス分野の特定や、急成長している商品トレンドの迅速な把握も可能です。このアジリティにより、組織全体がより迅速に、自信を持って行動できるようになります。これは、時間を節約するだけでなく、ビジネスが市場で成功するために必要な財務インテリジェンスを得るうえでも重要です。
分析情報を得るまでの時間を数時間から数分に短縮できれば、現状を知らせる役割を担うだけではなく、成長のパートナーになることができます。
今すぐ組織でコネクテッド シートを使い始める方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
- Google Workspace、プロダクト ファイナンス責任者、Jay Thacker



