新しい移行機能と相互運用機能で Google Workspace への移行を簡素化

Ashish Gupta
Senior Product Manager, Google Workspace
Luke Camery
Director of Product Management, Google Workspace
※この投稿は米国時間 2026 年 6 月 11 日に、Google Workspace blog に投稿されたものの抄訳です。
Google Workspace は単なるツールスイートではなく、現代の組織にとって競争上の優位性をもたらすものです。シンプルさ、セキュリティ、信頼性を中核とするクラウドネイティブなアーキテクチャ上に構築された Workspace には Gemini が組み込まれており、どこにいても業務を遂行し、コラボレーションを促進できるよう支援します。
新しいプラットフォームへの移行は、データ移行の費用、移行中に発生しうる業務の中断、クロス プラットフォームのコラボレーションの維持など、多くの懸念事項を伴う大きな取り組みです。
Google Cloud Next '26 では、Workspace へのスムーズな移行方法を発表しました。これにより、データの移行をより迅速かつ低コストで行える強力な新機能が導入され、Microsoft Teams から Office まで、あらゆる生産性向上アプリで、スムーズなクロス プラットフォーム コラボレーションがサポートされます。
データを Workspace に移行
組織は、高コスト、業務の中断、データの整合性の低さなどが原因で、移行に苦労することがよくあります。Google はあらゆる面でのプロセスの簡素化を進めています。
データ移行を支援するため、Workspace の新しいサービスであるデータ インポートをリリースしました。クラウドネイティブなツールであるため、クラウド ホスティング料金は発生しません。Workspace 管理コンソールに組み込まれているため、インストールやクラウド インフラストラクチャのセットアップは不要です。データ インポートにより、複雑な法務部門や財務部門を含む組織全体を Microsoft 365 から Workspace へ移行するプロセスが、最大 5 倍速くなりました。
Microsoft 365 を幅広くサポートするデータ インポート ツールは、Teams の移行から暗号化されたファイルやメールの転送まで、あらゆる処理に対応します。データ インポートでは、Outlook のルール、カレンダーの設定、機密ラベルなどのすべてのメタデータも処理できます。

移行プランナーは、データ インポートを補完するツールで、契約を締結する前に明確な移行のタイムラインを提供します。この軽量なクライアントサイド ユーティリティはプライバシーを優先し、ローカルで実行されるので、移行の実施を決定するまではデータが Google に開示されることはありません。このツールにより、実装パートナー様とお客様は、契約前の段階で、迅速かつスムーズに環境スキャンを実行できます。また、正確でデータドリブンな移行タイムラインと最適化された実行計画が取引サイクルの早い段階で提供されます。移行の準備ができたら、移行プランナーがワンクリックで実行できる移行計画を作成します。

Microsoft 365 との相互運用性により組織のサイロを解消
シームレスな相互運用を目指す取り組みは、2019 年の Office ファイルの編集モードのリリースから始まりました。それ以来、Google は Workspace を進化させ、組織が以前に使用していたツールやファイル形式に関係なく、生産性向上のために使用できる主要なハブとなっています。Microsoft Office、Teams、Outlook とのインテグレーションを大幅に強化したことで、共同編集者の一部が Microsoft のツールを使用している場合でも、Workspace 内で作業を続けることができます。このたび、組織内のサイロを解消するために設計された、次世代の相互運用機能を発表いたしました。
- Gmail の Office 編集モード(2026 年 6 月にベータ版提供予定): 外部の共同編集者が Office コンテンツを送信する主なエントリー ポイントは Gmail であるため、これらのバージョンをこれまで以上に簡単に、受信トレイから離れることなく管理できるようにします。Gmail 内で直接 Office ファイルを編集できるようにすることで、返信を迅速化し、コラボレーションを円滑にします。


高度な Word 互換性(2026 年 6 月にベータ版提供予定): 弁護士やエンジニアなど、.DOCX を多用する専門家をサポートするため、Google ドキュメントと Word の相互運用性を強化する取り組みを進めています。6 月からは、図表番号、相互参照、小型英大文字など、法務ワークフローを強化するネイティブ機能とショートカットがサポートされます。また、2026 年を通して、文字間隔や欠落したコンテンツの修正など、変換機能の改善も実施されます。


- Google ドキュメントでの校正(2026 年第 4 四半期に提供開始予定): 契約書の校正と変更履歴の管理などのタスクをサポートする、コメントと提案のワークフローを改良します。これらの更新と高度な Word 互換性機能を組み合わせることで、法務部門は文書の作成から校正までのプロセス全体を Google ドキュメント内で実行できるようになります。外部パートナーが使用するソフトウェアに関係なく、生産性を維持できます。
- Google スプレッドシートのパフォーマンスの向上(一般提供): スプレッドシートのパフォーマンスが向上し、大規模なデータのインポート、分析、管理がより迅速に行えるようになりました。
- すばやく作業を開始: 100 万セル以上の大規模なスプレッドシートを開いて作業を開始する速度が最大 30% 向上しました。
- 迅速なデータ分析: 大規模なスプレッドシート(100 万セル以上)のフィルタリングが最大 60% 高速化されました。
- 書式設定が簡単に: 大規模なスプレッドシート(100 万セル以上)に条件付き書式を適用する速度が最大 60% 向上しました。
- スプレッドシートの容量が 2 倍に(ベータ版で利用可能): スプレッドシートのセル数の上限が 1,000 万セルから 2,000 万セルと 2 倍になりました。
- Google スプレッドシートのグラフとピボット テーブル機能の拡張(2026 年第 4 四半期に提供予定): グラフとピボット テーブルの新しい機能強化により、分析ワークロードを Google スプレッドシートに移行し、データ分析を合理化して、より迅速に分析情報を引き出せるようになります。
- Google スプレッドシートで最適化問題を解決(一般提供): Gemini in Google スプレッドシートは、難しい分析タスクや高度な最適化問題を直感的に処理できるため、Microsoft Excel ソルバーなどのサードパーティ ソリューションや複雑な手動の数式が不要になります。
- Google スプレッドシートのキャンバス(アルファ版で利用可能): Google スプレッドシートのキャンバスは、静的なスプレッドシート データを、ダッシュボード、ヒートマップ、カンバンボードなどカスタムのオンザフライのミニアプリに変換します。コーディングは不要です。キャンバスはデータに基づいているため、タスクのドラッグや値の更新など、ユーザーが行った操作はすべてスプレッドシートに自動的に同期されます。Google スプレッドシートのキャンバスを使用すると、まったく新しいグラフやその他の方法で可視化できるため、既存の Excel ワークフローや、以前に Excel アドインを活用していた場合よりも、ビジネスを飛躍させることができます。
- Macro Converter(2026 年第 2 四半期にアルファ版で提供予定): Gemini によって従来の VBA スクリプトを Apps Script に変換することで、Excel ベースのファイルやプロセスを簡単に Google スプレッドシートに移行できます。
- Google スライドに音声と動画を埋め込む(2026 年 6 月にベータ版で提供予定): 埋め込まれた音声と動画をスライドに直接インポートして再生できるようになります。この機能により、スライドの新しい作業方法が可能になるだけでなく、Microsoft PowerPoint との互換性も提供されます。


- スライドのパフォーマンス(2026 年第 3 四半期に提供予定): 高解像度の埋め込みメディアを含む、最大 5 倍のサイズのスライドをインポートおよびエクスポートできます。
- ワークフローの承認(一般提供): アプリケーションをまたぐビジネス プロセスを合理化する軽量の承認ツールと API サポート。
- Workspace Studio(一般提供): Microsoft Power Automate を Workspace Studio に置き換えて、Workspace スイート全体でワークフローを自動化します。
- Google Meet ハードウェアの相互運用性(一般提供): Meet ハードウェアは、Teams、Zoom などのワンタッチ参加またはゲストの直接参加に対応しています。
- ゲスト アカウント(一般提供): 外部ユーザーをセキュアに招待して、Workspace の全機能で共同編集できます。また、これらの外部ユーザーを内部ユーザーのように管理できます。
使ってみる
データのインポートと多くの新しい相互運用機能の使用を開始するには、Google Workspace 管理コンソールにアクセスしてください。
移行プランナーの使用を開始するには、GitHub の移行プランナー ユーティリティにアクセスしてください。ツールをダウンロードし、移行元の認証情報でログインすると、タイムラインの自動計算、ユーザーのバッチ処理、全体的な計画の生成をご利用いただけます。
最後に、移行、導入、相互運用性に関する Next のセッションもご確認ください。今回発表した内容が実際にどのように機能するかをご覧いただけます。
- Google Workspace、シニア プロダクト マネージャー、Ashish Gupta
- Google Workspace、プロダクト管理担当ディレクター、Luke Camery



